梅まつりに来たら、古地図で城下町みとをぶらり散策!!


投稿日:2015年02月22日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは、観光いばらき編集部の滝口です。

ついに2/20から偕楽園&弘道館で「水戸の梅まつり」がはじまりました。偕楽園で梅を見た後は、ぜひ弘道館もいっしょに見てください。それには、とても大きな理由があるからです。そのことも合わせて、今回は古地図を使った城下町みと散策をご紹介します。

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burari02まず大切なこと。偕楽園と弘道館はワンセットなんです。この2つとも、水戸藩第9代藩主の徳川斉昭によって作られました。彼は儒学の思想から、「一張一弛」(いっちょういっし)の思想を重視。

 一張:ピンと張りつめた弓のように学問・武芸に励むべし

 一弛:ときには弛めて、息抜きも大切である

「一張」の思想によって建てられたのが、水戸藩の藩校・弘道館

「一弛」の思想によって建てられたのが、偕楽園でした。

 

勉強や仕事ばかりでは疲れて能率が上がりませんよね。だから、遊ぶことも大事というのです。こうした思想は、江戸時代にはかなり珍しいものでした。しかも偕楽園は、武士だけでなく町民たちにも開放していたのです。斉昭が名君とされる理由はこうしたところにあります。ちなみに、弘道館にある右の像は、斉昭と息子の慶喜。慶喜というのは、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜のこと。どうです? 水戸の歴史ってとっても奥深いでしょ!

 

さて、そんな歴史ある水戸の町を楽しめるウォーキングイベント

「ぶらり 城下町みと ~水戸の城下町マップでまち歩き~」に参加してきました。水戸藩の古地図の上に、現在の町を重ね合わせたマップを持って散策するというもので、ここ数年かなり注目されているイベントです。

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「へ~ここはかつて武家屋敷だったのかぁ」みたいな感慨にふけりながら歩くと、とっても楽しいのです!写真中央にいらっしゃるのが、この「水戸の城下町マップ」を作った茨城大学教育学部副学長の小野寺淳教授。ではさっそく、ぶらり城下町みとに出発です♪

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こちらは偕楽園内にある常磐神社。徳川光圀(水戸黄門)と斉昭を祀っています。参加者約20名のうち、水戸市民の方にはお馴染みですが、千葉県松戸市、神奈川県横須賀市といった遠方からの参加者もいたのでガイド。そうしたところから来ていただけるなんて、とっても嬉しいですね~♪

 

 

ちなみに小野寺教授は地道な作業を続けて、この「水戸の城下町マップ」を作り上げました。

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「よく勘違いされるのですが、実測図ではない古地図の上に、現代の地図をそのまま乗せてもダメなんです。ですから、古地図をもとに城郭、掘割、河川などを推定していったんです」と話します。詳しくは「水戸城下町歩き」をご覧ください。

 

burari06偕楽園を後にしてウォーキングを続けていると、県道342号線沿いの道のところで小野寺教授が、「ここは江戸時代は城のお堀があったところです」と説明。なるほど~!下に広がっている段差はお堀だったんですね。教えてもらわなければ、とてもわかりませんでした。

 

 

burari07水戸の歓楽街・大工町に入り、和泉町に向かいます。地元・水戸市民の方もたくさん参加していましたが、一様に「へ~知らなかった」と言っていました。こうした視点で見ると、いつもの町が、江戸時代のものに感じられてきます。

 

 

老舗うなぎ屋・中川楼本店に到着。このお店は武家地だったところに建てられています。道路の左が武家地、右が町人地。その境目に私たちは立ったわけです。新しい発見の連続です!

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その後、水戸のメインストリートに出ます。気分はまるで水戸黄門さまご一行です!

「穴とら屋」の店舗前に到着しました。ここは町人地の跡地に立っているお店。町人地は、「間口の幅が狭く、奥行が広い」という特徴がありました。江戸時代から現代まで時が経過しても、なお区画の名残を残している土地があり、ここもそんな名残のひとつです。

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たしかに間口の幅は狭かったですが、奥行は長いとのこと。店舗の右側に奥に入る通路があります。行ってみると・・・。あぁ確かに長いです。時代劇に「長屋」ってよく出てきますけど、こうした町人地の地形に合わせて作られていたんですね。

 

 

水戸芸術館で休憩タイムのときに、参加者の方々を記念にパシャ! 幅広い年齢層の方が各地から参加されていました。左写真のお二人はご夫婦。とくに奥様はこういう町歩きが大好きなんだそうです!

burari13burari14右写真の方は、松戸市から参加。幕末を舞台にした小説が大好きで、桜田門外の変に関係した水戸藩士のことを調べていくうちに、このイベントを知ったそうです。熱心に小野寺教授に質問されていました。歴史ファンなら、とくに楽しいですよね。

 

 

 

 

burari15この後も、いろいろなところを歩き、ゴールの弘道館に到着。ここでも参加者の方をパシャ!関西のご出身で、茨城に赴任されているご夫婦。やはり城巡りなどがお好きとのこと。「関西と関東では、町も城も趣が違うので新鮮。今日も、貴重なお話が聞けて楽しかったです」。なんと嬉しいお言葉!

 

 

約3時間の旅を終え、弘道館の正門前で記念撮影!古地図を見ながら歩くと、水戸の魅力を深く味わうことができることがわかりました。

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この「ぶらり 城下町みと ~水戸の城下町マップでまち歩き~」は、次回2月28日(土)・3月7日(土)に開催します。こちらからお申込みください。 お問い合わせは水戸観光協会まで。TEL:029-224-0441

ぜひこの季節に城下町みと、梅都みとを訪れてください!