茨城県北芸術祭 KENPOKU ART 2016 プレイベントに行って来ました! 


投稿日:2016年01月18日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは!観光いばらき編集部の根本です。

わたしは茨城県の北部に位置する「常陸太田市」出身なのですが、
いま、とても待ち遠しいイベントがあります。
それは、今年・2016年秋に、茨城県北地域を舞台に開催される
「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」です。

 

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海に面した日立市・高萩市・北茨城市。内陸部の常陸太田市・常陸大宮市・大子町。
計6市町に渡って、この芸術祭は行われます。
その総面積は約1,652平方キロメートル!

広大な規模で繰り広げられるのは、国内外のさまざまな分野で活動する国際的アーティストたちの創造活動。

わたしが普段「アート」という言葉で想像するものといえば、
絵画や彫刻などといったものなのですが・・・この芸術祭は、「自然と対話するアート、科学・技術を利用した先進的なアート」に焦点をあてて行われるとのこと。
自然や、科学技術とアート!?一体どんなものが生まれるのか想像もつきません。
きっと、同じようなことを思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そんな一大イベントの本開催に先駆けて、実は既に「プレイベント」が開催されています。
芸術祭に参加予定のアーティストたちが実際にトークショーやワークショップを行い、
開催する地域の方に、県北芸術祭を知ってもらおう、参加してもらおうという目的です。

そう!県北芸術祭は、アーティストによるアーティストのものだけでなく、
県北地域の町や住民の皆さんの参加なくしては成し得ないものなんです。

 

というわけで、県北で生まれ育ったわたしにとっても気になるこのイベントを追いかけていきたいと思います!
さっそく、2015年12月に常陸大宮市・ロゼホールで行われた茨城県北芸術祭のプレ企画に伺ってきました。

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今回は、芸術祭参加予定作家2名による、誰でも楽しく参加できるワークショップと、
芸術祭のメインキュレーター・四方幸子さんも加わってのアートトーク。
とても充実したイベントとなりました!

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左から、芸術祭キュレーターの四方さん、参加予定アーティストの力石さん、北澤さんです。

 

まずは、参加アーティストの紹介を。

力石咲さん。

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力石さんは、「毛糸」を使った編み物を駆使して活動するハイパーニットクリエイター。

街や空間をニットで編みくるみ、世界をぬくもりある毛糸でゆるやかにつないでいくことをテーマにしているそうです。

ちなみに、力石さんが着ているのは、毛糸で編んだ宇宙服!すごくカワイイ!と会場でも好評でした。

 

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街にある公衆電話や、ビルの椅子やテーブルを編みくるんで即興的に「征服」するようなユニークな活動も♪

上の写真、なんと「船」をまるまる一艘編みくるんだ時の写真だそうです!

力石さんは、茨城に来て活動をするのは初めてとのこと。「山があって川があって、まさに日本の原風景といった景色に感銘を受けました。そんな雄大な地域を巻き込んだアートプロジェクトが出来ればと思います!」とお話してくれました。

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力石さんの左隣にいらっしゃるのは、先日ブログでご紹介したヒタチオオタ芸術会議にも参加していたミヤタユキさんです。

ここでもお会いできました♪

 

もうお1人のアーティストは、北澤潤さん。

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日本各地で、その地域の人たちの生活に寄り添い、いつもの日常に問いを投げかける場を開拓する手法で社会に創造的コミュニティが生まれるきっかけづくりに取り組むアーティスト。
北澤さんの活動には、例えば、わたしたちが住む街なかの空き店舗を使って「居間」をつくり、自由に家具を物々交換したり、集まったモノや人でイベントを企画したりすることで新しいコミュニティが生まれる「リビングルームプロジェクト」や、

取手の井野団地に一日限りのホテルが出現する「サンセルフホテル」があります。

 

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なんだか街づくりや地域活性化にも繋がるプロジェクトですが、こんな観点からのアート活動もあるんですね!
北澤さんは水戸や取手と県内での活動実績もあり、これまでのプロジェクトも県北芸術祭で活かせるはずと意気込みを語ってくれました。

おふたりの活動を軸にしたワークショップも、とても楽しいものでした!
力石さんは、毛糸を使った「毛糸玉モンスターを作ろう!」と題したワークショップを展開。

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不要になった毛糸や、編み物を崩したものなどなどを使い、
マスキングテープや毛糸でつなぎ、目玉をつけるだけ。

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子供から大人まで、みんな思うままにモンスターを誕生させていました!

身近なもので、こんなに楽しい時間が過ごせて、面白いものが出来上がるなんて驚きです。

家でもまたつくりたい!という声もたくさん聞けました。

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そして、北澤さんは、「マイタウンマーケット発想法」というワークショップを。

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数人のグループに分かれ、机の上に仮想の街を描いていきます。

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これまで自分が暮らしていた街とは違う新しい街を、キーワードを駆使して発想。
はじめのうちは、うーん?と難しい顔をして首をひねっていた参加者の方も、
北澤さんのワークショップで、これまで思いつきもしなかったような自由な考えで
新しい街の形をどんどん創り上げていました。

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さて、皆さんがワークショップを楽しんでいる間に、
わたしはなんと、四方さんにお話を伺ってきました!

 

四方さんは、キャノン・アートラボや森美術館、NTTインターコミュニケーションセンターをはじめ、様々なアートプロジェクトでキュレーターを務めた方。現在は、東京造形大学と多摩美術大学の客員教授でもあります。

 

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国内外のメディアアート賞の審査員も歴任されているとのことで、そんな四方さんがキュレーターに就く今回の県北芸術祭参加アーティストや作品にも、期待が高まりますね。

四方さんは既に、会場となる茨城県北地域に幾度となく足を運び、リサーチを重ねています。

 

県北地域についての感想を伺ってみたところ、
「自然、特に、八溝山と久慈川の印象がとても強く感じました」
とのこと。どちらも、県北地域を育み、形作ってきた大切な資源。また、茨城県北ジオパークを構成する大切な要素でもあります。

それから、この地域は歴史のある貴重な建物や施設が残されていることにも着目されていて、そういった場所とアートとのコラボレーションも考えているとか!
県北に暮らすわたしたち自身、あまりに身近すぎて実感していないそんな場所にも焦点を当てて、
外から見るからこそ分かる「茨城県北地域の魅力」も発信したい、と話してくださいました。
一日では絶対に回りきれないくらい、たくさんの見どころが様々な場所に現れるので、
ぜひともリピートして足を運んでもらいたいとのことです!
わたしたちも、そんな県北芸術祭とあわせて茨城を楽しめるような観光情報を発信したいと思います!

ちなみに、県北地域といえば「あんこう鍋」や「常陸秋そば」は欠かせないグルメですが、
四方さんもぜひ機会を見つけて食べにいきたい、と楽しみにされていました♪

 

国内でも、最大級といえるスケールの大きなアートイベントです。
「アート」って難しい、自分にはわからない……いえいえ、そんなことありません!
力石さんの毛糸アートも、北澤さんのマイタウンマーケット発想法も、アートのひとつです。

皆さんの生活の中にも、アートを見つけることができるはずです。

 

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県北芸術祭の開催を経て、アートとコラボレーションした街の新たな一面を見たとき。
皆さんの中に、新たな創造力を生み出してくれるきっかけになるのではないかと思います。

 

これから、2016年9月の開催に向け、アーティスト達が街へ入って制作が開始されてゆきます。
今回のようなプレイベントも、今後どんどん開催予定!

2月には、北茨城で「アーカスプロジェクト2015いばらき」との連携イベントが開催されるそうです。

皆さんお誘いあわせの上、参加をお待ちしています。

 

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HIBINO HOSPITAL vol.68@北茨城市 
日時:2月6日(土)13:30 – 17:00
会場:よう・そろー(北茨城市関南町仁井田789-2)
申込:予約制(定員30名)・参加無料

申込方法:
◎メールでのお申し込み
件名に「ヒビノホスピタル68 参加希望」とご記入いただき、参加希望者の
1. お名前(全員)
2. 年齢(全員)
3. 人数
4. お電話番号
5. メールアドレス
arcus@arcus-project.com へご連絡ください。

◎電話でのお申し込み
アーカススタジオ(0297-46-2600) に、上記の旨をご連絡ください。

 

※定員になり次第、受付を締切らせていただきます。

詳しい情報は、以下リンクを参照してください。
http://www.arcus-project.com/jp/event/2016/ev_jp160206133000.html

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さあ、今秋の県北芸術祭の開催を楽しみにしつつ、

観光いばらきを見ながら茨城県北旅行のプランニングを練ってみてはいかがでしょうか♪

 

茨城県北芸術祭 KENPOKU ART 2016
http://kenpoku-art.jp/