茨城の魅力を深く掘り下げます!「発掘!DEEPいば旅」モニターツアーに参加してきました~1日目~


投稿日:2018年03月25日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは、観光いばらき編集部です!
今回は皆さんに、茨城県の「ディープな」魅力を体感できる一泊二日のモデルコースをご紹介したいと思います♪
昨年開催された「発掘!ディープいば旅コンテスト2017」という取り組みで、学生が考えたコースです。
ディープいば旅コンテストは、茨城県としては初めて、学生のアイデアを採用したコンテスト。
受賞したプランについては、3月に発行されたばかりのガイドマップでご紹介しています

観光いばらきから電子パンフレットでご覧いただけます↓↓↓

http://www.ibarakiguide.jp/pamphlet.html

その中で最優秀賞に選ばれたプランを、実際に体験するモニターツアーに参加してきました!
その名も「日本に見る水郷の里”茨城”」。水をテーマに、茨城を縦断するコースです。


参加者は、県内外のメディア関係者やライター、旅行会社さんにいばらき観光マイスターS級の方などなど。

海外向けの インバウンド旅行会社の方も参加されていたりと、バラエティ&国際色豊かな皆さん。

実際にコンテストで提案したプランを中心に、旅行会社さんと調整して作られた行程表はこちら。

1日目>出発→丸真食品・舟納豆工場(常陸大宮市)→道の駅常陸大宮・かわプラザ(常陸大宮市)→五鐵 夢境
庵で昼食(水戸市)→偕楽園(水戸市)→笠原水道(水戸市)→神磯の鳥居(大洗町)→涸沼親沢公園(茨城町)
→とう粋庵で夕食(水戸市)→宿泊
2日目>出発→霞ヶ浦ふれあいランド(行方市)→水の郷さわら(千葉県)→屋形船に乗って潮来港まで移動しながら昼食→愛友酒造(潮来市)→水郷旧家磯山邸(潮来市)→帰路

 

北は常陸大宮から、南は県を跨いで佐原まで移動!?見どころ満載です!

さて、まずは一日目スタートです!バスに乗り込み、一路北上します。
今回のツアーには、このプランを考えた清真学園高等学校の「水Go!清真」チームの学生と、先生も同行してくれました 。

清真学園高校は、カシマアントラーズでおなじみの鹿嶋市にある創立40年の私立学校です。
15年前から新しい取り組みとして、学生たちが様々なテーマで研究を行うゼミ活動を行っているそう。
今回コンテストに参加したのは、「起業・情報発信ゼミ」に所属している学生の皆さん。
ゼミの指導教員である稲葉先生のもと、地域の魅力を発掘するべく日々情報を収集しながら研究してきました。
清真学園の学生は、過去に「観光甲子園(全国高校生観光プランコンテスト)」や国土交通省主催の旅行企画コンテストなどでも輝かしい成績を残しているんです!

なぜツアーのテーマが「水」なのか?というと・・・
茨城は「那珂川」「利根川」「霞ヶ浦」「太平洋」など全国有数の河川や湖を有し、そして海に面した環境であること。
更に、2018年には霞ヶ浦で「世界湖沼会議」が開かれること。
そういったことがテーマの根底に挙げられます。

 

バスの車内では、学生が用意してくれたパネルと一緒に各スポットの解説がありました。

まず最初に伺う舟納豆については、「久慈川の渡し舟から着想を得た形」「地元の伏流水で作る」といった水との関連性についても紹介。
納豆の美味しい食べ方といった豆知識も合わせて教えてくれ、車内では「なるほど~!」と感心の声が。


到着すると、さっそく売店でお土産購入です。

ずらりと並ぶ舟納豆の商品試食をして、それぞれ気に入った商品をさっそくお買い物していました♪


定番の納豆のほか、ワインに合う納豆など新しい食べ方も提案しています。
さて、引き続きやってきたのは舟納豆・納豆ファクトリーの工場見学。


ビデオを見た後に、実際に納豆製造工程を窓越しに見学できます。
大豆に触れたり、納豆レシピを知ることができたり。無料で楽しめます!


清真学園の学生も「納豆は朝ごはんの定番でよく食べますが、製造工程を実際に見られて勉強になりました。

色々試食もさせてもらいましたが、大豆の味が感じられるシンプルな納豆が一番好きですね」と話してくれました。

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さて、続いて訪れたのは道の駅常陸大宮・かわプラザ。

県内でも比較的新しくできた道の駅で、久慈川に隣接した立地が特徴的です。道の駅から川原に下りていけるんです!

久慈川名物の鮎の塩焼きや、奥久慈エリアのお土産もずらりと並びます。


稲葉先生にオススメのお土産を伺うと「このエリアでしか作られていない凍みこんにゃくでしょう!」とのお答えが。
凍みこんにゃくは、寒い冬の時期にしか作られない伝統食。

薄くスライスしたこんにゃくを何日も何日もかけて凍結・カラカラに乾燥させた保存食です。
天ぷらや炊き込みご飯にして食べるのがオススメです♪

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かわプラザを出ると、今度は水戸へと南下。
約1時間の移動中には、稲葉先生が茨城の「水」にまつわるさまざまな逸話を話してくださりました。

例えば、水戸藩の治水に大きく携わった永田茂衛門・勘衛門親子について。
常陸大宮の「辰ノ口堰」や、今ツアーでも立ち寄る「笠原水道」も手がけた偉人です。
その永田氏の子孫は現在・・・常陸太田市で納豆を製造している「金砂郷食品」の社長を務めていらっしゃるのだとか!
高級納豆「粢(しとぎ)納豆」や糸引きの少ない納豆「豆乃香」、納豆を使った新感覚スイーツ「常陸野和っふる」など
納豆の魅力を発掘・発信していらっしゃいますね♪
観光いばらきの「お宿レポート」常陸太田編でもご紹介しました。
http://www.ibarakiguide.jp/stay/satoyama-hotel.html

この稲葉先生のお話がとにかく面白く、
水に関係するものはもちろん、そうでないマニアックな茨城知識まで盛りだくさん!

中国出身のインバウンド旅行会社の方も「先生のお話がとても分かりやすく、茨城のことをより知ることができて良かった」と喜んでいらっしゃいました♪

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偕楽園へ向かう前に五鐵 夢境庵(ごてつむきょうあん)で昼食を頂きます。


メニューは、奥久慈しゃもをふんだんに使った親子丼。お肉はもちろんのこと、玉子も奥久慈しゃもなんです!
他にも、あんこう鍋やしゃも鍋など四季折々の茨城郷土料理をいただけるお店です。

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お腹も満たされたところで、続いて向かうのは偕楽園。
・・・この日はあいにくの雨。水戸に来たあたりからだんだん雨足が強まってきており、
残念ですが一部ツアーの内容を変更することに。
予定していた「玉龍泉(日本最古級の噴水)」見学と、涸沼親沢公園がカットされることになりました。

バスを降り、傘をさして向かうは偕楽園の表門。

ここではスペシャルゲストが私たちを待ってくれていました!
NPO法人が運営する「あしたの学校」のおふたりです。

「あしたの学校」は、水戸をこれから担っていく次世代を育成する場所。
水戸のまちなかを舞台にしたフィールドワークで培った知識や魅力を広める活動も。
水戸の梅まつり期間中に開催される「夜・梅・祭」で偕楽園ナイトウォークのガイドも担当しているそうです。
今回は、偕楽園の「本当の歩き方」を教えてくれるとのこと。表門から竹林、吐玉泉、好文亭、芝前門(しばさきもん)から梅林へ抜け千波湖へ。


これは、偕楽園を造成した徳川斉昭が重要視していた「一張一弛」の教えをあらわした陰陽の世界観に基づくもの。
ずっと張り詰めたままでは弓の弦もぷつりと切れてしまうもの、時にはゆるめ、メリハリをつけることが肝要・・・ということです。

お武家様が楽しむための大名庭園ではなく、民衆に開かれた庭園である偕楽園ならではの教義。

この教えに倣った散策ルートをめぐり、皆さんも実際に体感できたのではないでしょうか?
また、今ツアーの「水」に関わる重要なポイントのひとつがこちらの吐玉泉。


作られた当時から枯れたことのない清水です。
あしたの学校・代表の佐川さんいわく
「これは水道でくみ上げているのではないかとおもわれがちなんですが、以前の震災で水道が止まった際にもここの水は止まっていなかったそうで、本物の湧き水なんです。この石は常陸太田の真弓山から切り出してきた寒水石を使って作られています。水が流れているくぼみは年月を経て水流でえぐられたもので、くぼみが広がって使えなくなると石を裏返して使ったり、交換したりするのだそう。ちなみに、現在使われているものは4代目です」
とのこと。
このほかにも、熱のこもったガイドに参加者の皆さんはとても惹きこまれていらっしゃった様子。

偕楽園は何度も足を運んだことのある場所でしたが、今ツアーではまだまだ知らなかったことがたくさんあり驚きの連続。

偕楽園は日本三名園に数えられているのは知っていましたが、関東三大梅林のひとつとも言われている・・・とは、お恥ずかしながら初耳でした。

孟宗竹や梅を植えたのも、見た目だけでなくいざというときの備えになるという実に合理的な理由から・・・

偕楽園を利用するには禁条という決まり事があり、それがきちんと守られているかどうかをチェックする門番が居た・・・

他にもここに書ききれない逸話がたくさん!

「偕楽園にはたくさんの見どころがあるのですが、いかんせん見て分かるものではない。なので、偕楽園はぜひともガイドと一緒に回って頂きたい場所なんです」

というおふたりの言葉に納得。

あいにくの雨でしたが、とても楽しい偕楽園散策でした!

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次なる目的地は、偕楽園からバスですぐの場所。「笠原水道」です!
人気テレビ番組「ブラタモリ」でも紹介された、水戸の知られざる名跡。
徳川光圀が、水戸の下町エリアの給水難を救うべく作った水道です。上水道としては日本で18番目に出来たもの。
現在も水戸の水源として使用されています。

「一品」で知られる水戸市内の吉久保酒造では、この笠原水道の水を使ってお酒を醸しています。
http://www.ibarakiguide.jp/seasons/sake/yoshikubo.html
「水戸の名水 黄門さん」としてペットボトルでも販売されているとのことで、ツアー参加者に配布がありました♪

笠原水道駐車場に到着すると、ここでもゲストが登場。


茨城県北ジオパーク・インタープリターの皆さんが解説しながら案内してくれました!


こちらが水源地。彰考館総裁を務めた藤田幽谷の「浴徳泉記」の碑が建っています。

さらに、実際に使われていた水道の遺構を見ることができるとのことで、
水源から少し散策。

晴れていたら絶好のお散歩コースになりそうです♪

こちらがその岩樋。

裏手には、今でも堀の中に置かれている様子も見学できます。

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バスに戻り、次は大洗へ向けて出発!
フォトジェニックなスポットとして話題を得ている「大洗神磯の鳥居」を見に行きます
こちらは、小山の上に立つ大洗磯前神社の鳥居。
すぐ近くには、観光いばらき・お宿レポートで紹介した大洗ホテルがあります♪
http://www.ibarakiguide.jp/stay/oarai-hotel.html
日の出から夜まで、いつ見ても絶景に出会える稀有な場所。
傘をさしていられないほどのあいにくの天気でもこの通り。

ぜひ何度でも見に来ていただきたい絶景スポットです。

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一日目最後は、偕楽園近くの「とう粋庵」で夕食です♪


水戸黄門として知られる水戸光圀は、食に関する逸話も多く残されている人物。
医食同源の思想に基づき、漢方も取り入れていたのだとか。

食材の産地にもこだわり、地元の素材を重用するいわば「地産地消」の魁でもあったのでしょう。
また、チーズや餃子を日本人で初めて食べたのも、水戸光圀と言われているんです。
そんな光圀公の思想を受け継いで作った「黄門料理」が本日の献立。

【前菜】ご長寿前菜八点盛【刺身】大子産ゆばのお造りとクロレラこんにゃく【揚物】納豆真丈・茨城野菜【主菜】あんこう鍋【食事】茨城県産こしひかり 香の物 生玉子【甘味】手づくりわらび餅・ようかん【飲物】奥久慈茶

実は私も黄門料理は初めて頂きました!
黒豆納豆や白牛酪(チーズの一種)は光圀公も食したという逸話が残っています。


どれも滋味深く、まさに健康食。光圀公の長寿の秘訣ですね。
皆さんもそれぞれ、茨城の地酒と一緒に味わっていらっしゃいました。

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早朝からスタートしたディープいば旅、夜8時すぎにホテルへ到着し一日目が終了しました。

二日目は水戸から南下し、霞ヶ浦、そして潮来、佐原まで向かいます!