茨城の魅力をもっと深く掘り下げます!「発掘!DEEPいば旅」モニターツアーに参加してきました~2日目~


投稿日:2018年03月27日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは、観光いばらき編集部です!
前回更新した「発掘!DEEPいば旅」モニターツアー体験記の
二日目レポートをお届けいたします♪


ディープいば旅についてと、常陸大宮~水戸・大洗をめぐった初日のレポートはこちらからご覧いただけます↓↓↓
http://blog.ibarakiguide.jp/placeblog/7888.html

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前日の悪天候はなりをひそめ、青空も垣間見えるお天気に回復!
朝8時半、宿泊地のルートイン水戸県庁前を出発。
一路向かうは霞ヶ浦です!

二日目最初の目的地、霞ヶ浦ふれあいランドまではバスで約1時間ちょっとの道のり。
途中、涸沼の近くを抜ける道すがら・・・
昨日に引き続きアテンドしてくださっている、清真学園の稲葉先生がマイクを持ってお話してくれます。

ちなみにこの写真は「観光」という言葉の由来についてお話いただいている時のもの。

古代中国の書物(易経)にある「観国之光」という言葉が観光の語源と言われているとか。

この4文字を分解すると「観之」「光国(圀)」というふたつの文字が見えてくるのですが・・・

「光圀」といえば、二代目水戸藩主の水戸光圀ですよね。

そして実は、光圀公の字に「観之(かんし)」という名があるのだそう!

「こういった縁があるのですから、茨城こそ”観光”を大事にして、

頑張ってPRしたいものですよね」と稲葉先生。

 

さて。今ツアーのテーマは「水」。

もちろん涸沼も、茨城と水とのかかわりを知る上で重要なスポットのひとつ。
淡水と海水が交じり合う汽水湖で、多様な水鳥が訪れる湿地になっています。
絶滅危惧種のオオワシが毎年のように飛来することや、
こちらも絶滅危惧種の「ヒヌマイトトンボ」を見られることでも知られています。
2015年にはラムサール条約にも登録され、一躍注目を浴びました。
観光いばらきでは、涸沼のほとりに建つお宿「いこいの村涸沼」の宿泊レポートをご紹介しています♪
↓↓↓

http://www.ibarakiguide.jp/stay/ikoi-hinuma.html

 

さて、そんな涸沼は江戸の頃より水運にも活用されていたのですが、
水戸藩はその物資輸送の要所として、涸沼に二つの運河を作ろうと計画したそう。
その命を請け負ったのが「松波勘十郎」という人物です。
ところが、残念ながら計画は失敗に終わり・・・
その跡が「勘十郎堀跡」として今も残っています。
もしもこの運河が完成していたならば、東北から海をぐるりと回らずに
涸沼から内水面へ入り湖と川を使って
江戸まで物資を輸送できるルートが完成していたかもしれないとか。
そうすれば、その運河の通行料で水戸藩の財政はとっても潤ったことでしょう。
今のように鉄道や道路といった交通網が整備される前は、船での物資輸送が
大変重要な手段だったことをうかがい知れる話です。
水、大事です・・・。

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稲葉先生のお話に耳を傾けていると、あっという間に目的地へ到着。
行方市の「霞ヶ浦ふれあいランド」は、まさに水をテーマにした施設です。
まずは、水の力や働きを体験・実験形式で楽しみながら学べる「水の科学館」を見学。


体重から自分の体内の水分量を知ることが出来る計測器に乗ったり、
自転車を漕いで水力発電のパワーを体感したり、

水の生き物に出会ったり。


時には展示物の前で稲葉先生の解説に耳を傾けながら、
皆さん、楽しんでいらっしゃる様子でした♪


「子ども向けかと思ったんですが、大人も興味をそそられる仕掛けがあって面白かったです。
家族で立ち寄ったらより楽しそう」という声も。
そして次は、科学館とは別棟の「虹の塔」へ登ります。


高さ60メートルのシンボルタワーからは、霞ヶ浦から筑波山まで一望!

皆さん、周辺地図片手に「あの建物は何ですか?」「こっちには何が見えるの?」と興味津々。
視点を変えて空から湖を眺めてみると、新しい発見もあるようです。


タワーの足元に目を向ければ、可愛いフラワーアートも発見!
描かれているのは行方市のキャラクター「なめりーミコット」。
嬉しいおもてなしですね♪

ちなみに、霞ヶ浦ふれあいランドには

道の駅たまつくり 観光物産館「こいこい」が併設されています。

ふれあいランドにお越しの際には、ぜひこちらへもお立ち寄りください♪

http://www.ibarakiguide.jp/seasons/michinoeki/tamatsukuri.html

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ふれあいランドをたっぷり堪能したところで、
バスは次の目的地へ出発。
屋形船に乗船するために、県境をまたいでお隣千葉県の香取市

利根川に面した「川の駅水の郷さわら」へ向かいます。

屋形船発見!

「ディープいば旅」のパンフレットでも、偕楽園にならぶチェックポイントとして取り上げられているアクティビティです。
潮来といえば、あやめまつり期間中に手こぎのろ舟で水路を巡る「水郷潮来十二橋めぐり」が開催されているのは知っており、実際に体験したこともあったのですが
佐原から潮来を屋形船で遊覧するプランは初めてです!


初めての体験に心躍らせながら、陸路から水路へ乗り換え。

ここでは、潮来市情報発信課の丹野さんが私たちを迎えてくれました。

岸からゆっくりと船が離れ、利根川から支流の横利根川へ。

およそ2時間の船旅がはじまります。
まずは丹野さんから潮来市についてご紹介を頂きました。

潮来はかねてより「水郷」として水とともに栄えてきた町。
美味しいお米が特産で、市内にはそんなお米を使った米菓のお店もたくさんあります。
また、水に恵まれた米どころと言えば日本酒もつきもの。
このあとに訪れる予定の、潮来市内に唯一のこる酒蔵「愛友酒造」のお酒もオススメです♪
船内では愛友酒造の梅酒もふるまわれ、

皆さん「美味しい!」と舌鼓を打っていらっしゃいました。
愛友さんの梅酒は飲み口がさっぱり、すっきりした味わいなので
合わせるものを選ばないのもポイントだと思います。

ちなみに、本日の昼食は屋形船でお弁当!

潮来市内の「志んや」のバラちらしと天ぷらです。
水上での食事とは、まさに今回のコンセプトにぴったりの風情あるプランニング。

さて、食事を楽しみながら次は清真学園の学生による説明に耳を傾けます。


写真で掲げているのは、屋形船と潮来の初夏の風物詩「水郷潮来あやめまつり」の様子です。
例年、このあやめまつりの時期にはたくさんの観光客が潮来を訪れます♪
あやめの美しさはもちろんのこと、水郷の魅力を水上から楽しむことができる「ろ舟」の運行も人気。
また、潮来は多数の歌謡曲・映画など芸能作品の舞台にもなっており
美空ひばりさんの「娘船頭さん」や花村菊江さんの「潮来花嫁さん」、

橋幸夫さんのデビュー曲で映画化もされた「潮来笠」などは特によく知られています。
ちなみに「潮来笠」の作曲は、茨城県日立市出身の作曲家・吉田正さん。茨城に大変縁のあるヒット曲です。
かの有名な葛飾北斎の「富嶽三十六景」にも潮来が登場しているのだとか。
常州牛堀と題された一枚がそうです。
富士山とともに船が描かれており、やはり潮来が水運の町として知られていたこと、
かつてより風情ある町として多くの方に愛されてきたことが伺えますね。

・・・と、学生の説明が進むうちに、前方に何やら水門が見えてきました。

奥に見えるレンガづくりの門は、今ツアーのDEEPなスポット!
横利根閘門(よことねこうもん)です。


大正10年に完成し、現在も現役で使われている閘門。

近代化遺産として重要文化財にも指定されています。
閘門というのは、水位の異なる川や水路を行き来しやすくするために、水位を調節し船を上下させる装置のこと。
ひとつ目の門を入ると、船はいったん速度を落としストップ。

進行方向にもうひとつ備えられている門は閉じられています。

すると、入ってきた門も閉まり・・・水位が徐々に下がっていきます!
この時は利根川よりも横利根川の方が水位が低かったので、それに合わせて水を抜いているんですね。
なるほど~!と驚きの連続でした。参加者の皆さんも、窓から外を眺めてその仕組みに感嘆していました。
数分ののち、横利根川と水位が同じになると、正面の門が開いてまた出発進行!


船の旅、なんだか冒険気分でワクワクします。

実はこの付近は潮来市ではなく、稲敷市という地域。
横利根閘門の近くは釣りのメッカだそうで、たくさんの釣り人たちを見かけました。中には手を振ってくれる方も♪

釣りといえば、潮来市には全国的に有名なプロの釣り師・村田基さんがお店を構えているんです。
特にルアーフィッシングにおける先駆け的存在で、王様とも呼ばれるスゴイ方。
その村田プロ協力の元、潮来市ではこれから「潮来女子釣り部」なる楽しみ方をPRしていくのだそうです。
ぜひ注目してみてくださいね!

また、船内では参加者や学生が意見や感想を話す場も設けられました。
その中で、清真学園の稲葉先生がこんなことをお話されていたのが印象的でしたので、ご紹介したいと思います。
「実は清真学園の生徒の2割~3割は、お隣の千葉県から通っています。そんな彼らも含めて、茨城に関心を持ってもらいたいと常日頃考えています。その中で思うのは、自県だけでなく隣県も含めた広域観光も必要だということ。今回、潮来から佐原の船旅を盛り込んだこともそれに繋がります。例えば利根川は群馬から千葉、茨城の三県を跨いで流れています。それをテーマにしたツアーも面白いかもしれませんよね。”川を通して街が発展してきた”ことを改めて知ることで、茨城の価値もより伝わるのではないでしょうか」
なるほど、と唸るお話でした。

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潮来港に到着し、バスと再会!ここからすぐ近くの場所にある愛友酒造が次の目的地。
1804年創業の、鹿行地区に唯一残る酒蔵を見学します♪


実は茨城は、関東きっての酒どころ!
http://www.ibarakiguide.jp/seasons/sake.html
県内各地ではこの愛友さんと同様に、酒蔵見学を受け入れてくれるところも多数あります。

観光いばらきでもご紹介しています↓↓↓
http://www.ibarakiguide.jp/seasons/factory/more.html
お酒が好きな方、興味がある方はぜひとも蔵見学をオススメします!

酒造りについて知るだけでなく、雰囲気はもちろんお米や発酵の香りも体感できて
自酒をより身近に感じることで、より美味しくお酒を飲めるはず。
もちろん、その蔵ごとの個性や味の違いを知ることができるのも楽しみのひとつ。

蔵人さんの説明を受けながら蔵を見学したあとは売店へ。
同じ蔵のお酒でも、使うお米や精米歩合、火入れの有無などにより味はまったく異なります。

愛友酒造では蔵見学の際に試飲もさせてくれるので、

数種を飲み比べて、気に入ったものをお買い物できます。


皆さんも、色々な蔵を訪れてみて、自分の好みに合う一本を見つけてみてくださいね♪

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さあ、このツアーもついに最後のスポットとなりました。
明治時代に作られた古民家・水郷旧家磯山邸です。

名前の通り、磯山さんという方の建物だったのですが、
市に寄贈され、改修工事ののちに市民や観光客の交流拠点として活用されています。

体験教室や花嫁塾も開催されているのだとか!

また、潮来あやめまつりの期間中に行われる嫁入り舟に参加する新郎・新婦さんは

ここから人力車に乗って出発しています。
この近隣は現在、「津軽河岸周辺整備事業」として工事が行われており、
数年のうちに潮来の新たな観光スポットとして生まれ変わる予定。
津軽河岸というのは、津軽藩の物資を輸送する舟着き場で、蔵なども建ち並んでいたそうです。

趣きある建物を見学していると、潮来市の丹野さんより「ここで皆さんにプレゼントがあります」と・・・奥から和装の女性が登場!

潮来市内の藤究(ふじみ)流代表・後藤先生が日本舞踊を披露してくださいました。


一曲が終わり、素敵な舞いに拍手していると「皆さんも一緒に踊ってみましょう!」とお誘いが。
さくらの枝を手に「さくらさくら」を教えていただくことに!

日本舞踊体験です。


「覚えられるかな?」とぎこちなく後藤先生の動きを真似して
見よう見まねで踊る私たち。


まさか日本舞踊まで体験できるとは思わず、嬉しいサプライズを頂いてツアーは終了です。

とっても密度の濃い二日間を体験させて頂きました!
清真学園高校の皆さん、また各エリアでおもてなししてくださった皆さんのおかげで
想像していた以上に楽しいツアーとなりました。

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まだまだDEEPなスポットがたくさんあるいばらき。
「発掘!ディープいば旅コンテスト」の受賞ツアーを参考に、皆さんもぜひいばらきの魅力を深く堪能してみてくださいね♪

ディープいば旅をはじめ、いばらきの観光パンフレットは
「観光いばらき」デジタルブックでご覧いただけます↓↓↓
http://www.ibarakiguide.jp/pamphlet.html