こんにちは観光いばらき編集部です
関東各地も梅雨に入り、しっとりとした空気とともに
意外な冷気でびっくりしている方も多いと思います
でも、こんな時期だからこそ愛でたい美しい花があります♪
そう!それが紫陽花(アジサイ)です!!
茨城はもちろん、全国に多くのアジサイスポットがありますが、
その中でもポットではなく地植えのアジサイの品種日本一
といわれているあじさい園が
茨城県にあるのをご存じですか!?
それがココ
『北茨城 あじさいの森』
日本最大級のあじさい園には
なんと1,200品種以上、30,000株を超えるアジサイを植栽
特に地植え品種数は日本アジサイ協会の事務局でも認める
日本一の品種数を誇ります
この北茨城あじさいの森は
北茨城インターチェンジから自動車で10分ほど
紅葉の名所・花園渓谷へつながる
林道沿いの「そば道場」に併設
あじさい祭り期間中は大人400円/こども200円で観覧できます
ちなみに敷地面積は25,000㎡
そこに迷路のように張り巡らされた散策路を
自由に歩いてアジサイ観賞をしてください
まずは、そば道場で入場券を購入
建物左手からあじさいの森へと入って行きます
最初に迎えてくれるのは「アナベル白いあじさいの遊歩道」
北アメリカ東部に自生するアジサイの変種を品種化したアジサイです
6月~7月に花が咲き、小さな白い装飾花がてまり状になり
大きなもので30cmほどの大きさになります
そんなアナベルがズラッと出迎えてくれるこの小道
なんでも観賞する時期によって色合いも変わってみえるのだとか♪
そんなアナベルの遊歩道を右手に進むと杉林の緩斜面を使ったエリアに入ります
花園街道沿いには山アジサイの遊歩道が走り
手前には加茂オリジナル品種が並ぶエリアが用意されています
ちなみに、アジサイの原産地が日本であったこと…知っていますか?
この北茨城あじさいの森を作った
そば道場の店主でもある山縣繁一さんによると
いま園芸品種として人気のアジサイのほとんどは
もともと日本に自生する固有種だったものを
江戸時代ごろにヨーロッパで品種改良を受けたのだとか!!
アジサイには主に
ハイドランジアと呼ばれるアジサイとヤマアジサイが存在します
アジサイはてまり咲きと呼ばれ
花全体が装飾花に変化
一般的に西洋アジサイとも呼ばれています
また、中心に額を残したように
周囲の花だけが咲く額咲きが特徴のヤマアジサイ
額アジサイとも呼ばれ日本古来の品種に多く見られます
そんなヤマアジサイや西洋アジサイがミックスして植えられる杉林
この散策路には他にも重要な役割があります
杉の木が作る樹冠の影を使って
この林床にアジサイを植栽することで
陰性植物のアジサイを長い間楽しめるわけです♪
また杉の葉が落葉して散策路に積もっているので
ふわふわした絨毯の上を歩くようでひざにも優しいのが
北茨城あじさいの森の特徴
緩斜面を使っているので坂道はありますが
とっても歩きやすいのも嬉しいポイントです!!
ちなみに、この杉林には加茂コレクションエリアが用意されています
この加茂コレクション
静岡市にある加茂花鳥園で交配などにより誕生した
純国産のオリジナル品種です
交配数800を超える組合せの中から誕生した品種は
命名されただけでも120品種を越えます
北茨城あじさいの森ではこの加茂コレクションを毎年追加し
年を増すごとに品種数を増やしながら、地植え!
品種数日本一の1,200品種まで到達しました!!
ちなみに、2018年には約40品種を追加…
2019年にはまた品種が追加されるそう…
リピーターが毎年多いという理由を伺いしれました♪
ところで、話を園内散策に戻すと
杉林の対面には日当たりの良いイングリッシュガーデンのあじさい園があります
ここにもてまり咲きの品種を中心に多くのアジサイが地植えされています
自分の身長よりも高い株が多いので迷路のように入り組んだ散策路
迷子にならないよう注意が必要です(笑)
そして、そんなイングリッシュガーデンのあじさい園を抜けると
眼下に広がるのは『虹のあじさいガーデン』です
アジサイは同じ品種でも土のpHで色が変わります
昔、西洋人が日本のアジサイを
「ブルーローズ」と称してヨーロッパにアジサイを持ち帰って植栽すると
次に咲く花は赤系ばかりだったと言います
これは日本の土壌は酸性地が多く
ヨーロッパにはアルカリ性の土地があったからだと言われています
そんなpHで色が変わるアジサイの特性を利用して
山縣さんは7色に色分けしたアジサイの地植えに挑戦
単純に石灰をまくだけでない
独自の土壌改良法でよりハッキリと赤味の強いアジサイを咲かせることに成功
青と赤のコントラストがすばらしいエリアが誕生しました♪
ちなみに、ココは6月末頃が見ごろとか…!?
北茨城あじさいの森でのあじさい祭りは6月14日からはじまりました
2018年の見頃は6月下旬からピークがやってくると予想されています
でも、もう十分見頃!!
というのが個人的な感想です
そんな北茨城あじさいの森を訪れたのなら
ぜひそば道場でお食事をしていってください!
もちろん、蕎麦がめちゃくちゃ美味しいのでオススメです!!
蕎麦は常陸秋そばを使い、自家製の自然薯をつなぎに使っています
ここでのポイントは自家製の自然薯ということ
実は店主の山縣さんは全国の自然薯研究会に
自然薯の育て方を伝授して歩いた伝道師
自然薯マイスターです!!
そんな山縣さんが育てた自然薯が美味しくないわけがありません
というわけで、そば道場で頼むなら1番人気のコレが絶対にオススメ
そば三昧…1,575円
蕎麦づくしのこの御膳
毎朝手打ちする手打ちの蕎麦に、常陸太田の米菱醤油の高級醤油で作ったカエシ
ここに自家製自然薯のとろろ汁が付き、さらに蕎麦サラダ、蕎麦団子、蕎麦寒天に自然薯のムカゴの甘辛煮もプラス♪
まさに蕎麦づくし!!
価値あるこの一食!ぜひ体感してください!
最後にご主人の山縣さんと
山縣さんお気に入りの加茂コレクションのひとつダンスパーティーとパチリッ♪
「アジサイは見る時期によって色が変わり、味わいも大きく変わる花です。一度見てお気に召して頂けたときには何度か足を運んでみてください。きっと、その前に観賞したときとは別の良さを見つけることができるはずです。北茨城は水戸市よりも開花が1週間から10日ほど遅く、東京からは半月ほど遅くなります。まだまだ、じっくりと楽しめますので、ぜひ一度お越しになって下さい」
茨城県北茨城市華川町小豆畑1138 そば道場(飲食店)地内
9:00~16:00
そば道場
茨城県北茨城市華川町小豆畑1138
0293-42-3306
11:00~13:45LO
毎週月曜・火曜・水曜定休
※入場券はそば道場でお買い求めください。暖簾が下がっていても鍵はかかっていませんのでお気軽にお声掛けください。また、ペットの同伴はご遠慮頂いております。ご容赦の程よろしくお願い申し上げます。
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