かぼちゃうどんからカルボナーラまで、挑戦し続ける新井製麺所


投稿日:2014年06月27日   投稿者:絶品いばらき特派員

こんにちは。観光いばらき編集部の滝口です。暑くなってきました。もう少しで夏本番。

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これからの時期は、なかなか食欲がわきませんよね。そんなときにいいのが、やはり麺類。ひやむぎのツルッとした喉ごし、う~ん、たまりません。

よしっ、さっそく行ってみましょう。訪問したのは、こだわりの手なえうどんが評判の

新井製麺所(筑西市)。静かな田園地帯にあります。

 

th_03-_MG_6140原料の小麦粉は100%茨城県産を使用しており、商品のひとつ「手延饂飩(てのべうどん)」は「茨城うまいもんどころ」の認証商品になっています。

 

土日はレストラン「手なえうどんあらい」もオープン。強いコシと独特な滑らかな舌触りで県内外に熱烈なファンがおり、都内や東北から食べに来る人もいるとか。

ちなみに写真下は三種類が楽しめる「うどん三昧ぶっかけ」(740円)です。

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そもそも「手延べ」とは製麺方法のひとつ。小麦粉に食塩と水を混ぜてよく練り、

縒り(より)をかけながら引き伸ばしと熟成を何度も繰り返し、乾燥させるという手法です。

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生地をねじりながら編み込んでいくことで細い麺でも強靭で弾力が出て、なめらかでのどごしがよい麺が作れるのです。手延べは、関西、九州では多いものの、関東ではわずか。茨城県産小麦粉を使った手延べとなると同社のみになります。

 

手延べが少ないのは、ひとえに相当な手間がかかるから。機械と比較したら、製造量が全然少ないです。それでいて、時間はかなりかかります。実際、同社ではこね作業をなんと朝の6時から開始して、ていねいに作っています。

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写真左は、「小引き作業」といいます。棒の片方を引っ掛けて延ばします。このときは60センチほどしか延びません。この状態で2時間ほどねかせます。

 

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写真右は、「大引き作業」。このときは120~180センチまで延ばせます。熟成させることで、麺の弾力が強くなっているからなんですね。延ばした後は、麺がくっつかないように箸でさばきます。

 

その後は、乾燥作業。温度、湿度に注意を払いながら、3日間かけてゆっくり乾燥させます。

 

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こちらは社長の新井一江さん。こんなに手間ヒマかけて、手延べにこだわっているのはなぜでしょうか。聞いてみました。
「元々は大手製粉メーカーの下請けをやっていました。でも、それでは熾烈なコストダウンの連続で、決して安定しているという状態ではありませんでした。

そこで、お客様の声を実際に聞きながら、お客様が求めている麺作りをしていこうと考えたのです。それで手延べによる自社製品の開発を始めました。とはいえ、手延べ技術の習得には7~8年もかかりました。三輪、小豆島、揖保乃糸の生産地などに出かけては、少しずつ製法を学びました。温度、湿度、水分、塩分の調整、熟成時間を見極められるようになるまでには、何度も失敗を重ねました」と話します。

 

そんな苦労を経て、今ではこんなにたくさんの自社製品を開発するまでに。茨城県産のかぼちゃ、栗のペーストを配合した「かぼちゃうどん」「栗うどん」まで登場しています。

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直近で開発したのは、日立市の特産、茂宮かぼちゃを使った「かぼちゃうどん」。十王物産センター鵜喜鵜喜で販売しています。これを広く知ってもらおうと、7月12日、13日、十王物産センター鵜喜鵜喜ではちょっとしたイベントを開催。なんと新井製麺所がやってきて、流しそうめん(無料)をやるのです。 お近くの方は、ぜひご来店ください。

 

この他おもしろい試みとして、新井製麺所ではうどんの新しい食べ方を提案しています。

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写真左はカルボナーラ、右は明太子。でも使っているのは、手延べうどんなんです。

おもしろいでしょ。味は歯ごたえがあって、とっても美味。洋風ソースやペーストを使えば、誰でも作れます。レストラン「手なえうどんあらい」で食べることができます。

 

お中元にも麺類は最適。絶品いばらきでも販売しています。この夏は、手延べうどんで乗り切りましょう!

http://www.ibaraki-meisan.gr.jp/shop/www/list.cgi?id=G010100000002