今年の梅酒、順調ですか?果実酒のパイオニア「明利酒類」では今…


投稿日:2013年07月25日   投稿者:絶品いばらき特派員

こんにちは、絶品いばらき編集部の花島です。

今年は梅が豊作だとあちらこちらで耳にしました。
実際、3,000本の梅の木があることで知られる偕楽園でも、例年8トンといわれている収穫量が、今年はなんと9.198トン。総量なので、利用できないものも含まれているとのことですが、「やっぱり!」と、なぜかちょっとうれしくなりました。写真は6月初旬に行われた梅の実落としの模様です。

さてこの季節、梅の実がスーパーの棚に並び始めるとそわそわしてしまう、梅の実愛好家の皆さま、今年の「豊作の」梅で何に挑戦されましたか。
例年通り梅ジュース? 梅ジャム? ちょっとオシャレにコンポート? おっ、忘れてならない梅干もありますね。

ジュースなら、もうしっかり果汁も上がり、風呂上りに一杯なんて、お味見も始まっているかもしれません。

梅干を作っている方は、梅雨明け後の予想外の雨に、ちょっとお困りでしょうか。こまめに返し、まんべんなく日を当てることがコツの一つだと、前回お邪魔した大洗町の漬物屋「吉田屋」の8代目、大谷壮郎さんがおっしゃってました。

ところで、上にあげた「梅で挑戦」の中に、肝心なものがないじゃないか、と気づいた方もいらっしゃることでしょう。
そう、梅酒です。

つまり今回のテーマは梅酒。前置きが長くて済みません。

水戸市元吉田町の酒蔵「明利酒類」に、梅酒の話を聞きに行ってきました。同地で江戸時代末期から酒を造り始め、1950年に「明利酒類」として新たに創業。その2年後には甘味果実酒の製造免許を受け、総合種類メーカーとしての道を歩み始めた会社です。

その果実酒のパイオニア、明利酒類の製造部長・上田茂さんに「今年の梅で作った梅酒の『でき』はどうですか。そしてそれはいつ頃飲めるんでしょうか」というすごく単純な質問をしてみました。

結果「わが社の梅酒は、4、5年は寝かせるので、いつ頃と言われても…」と困惑している様子。
「えっ、そうなんですか…」

では気を取り直して、「今年の梅酒は今、どんな状態になっているのですか」と聞いてみました。
6月の下旬には、漬け込み作業が終了したそうです。写真は砂糖、アルコールの液が入ったタンクに、青梅を投入!しているところです。
今年は6,000リットルのタンク、6本分を漬け込みました。

日本酒、焼酎、芋焼酎とベースのアルコールを変え、味、香りの異なる梅酒の元を造ります。

これから半年から1年の間に梅のエキスがゆっくりとアルコールの中に溶け出すのを待ちます。

液を抜き、別のタンクに移して熟成させます。ピリピリ感があった液がまろやかになり、梅酒の原酒となります。この状態で数年静かに熟成させます。

 

 

 

 

 

ブランデーやハチミツを入れたり、オリゴ糖を足してみたり、ピューレを入れたりして、様々な梅酒を造り出しています。
特に百年梅酒のシリーズはバリエーションが豊富です。
「百年梅酒プレミアム」が、水戸の梅まつり梅酒大会2013で、黄門賞(第一位)受賞したのは記憶に新しいところ。より濃厚にするため黒糖を使用し、アルコール度数を20%で仕上げたトロっとした口あたりの梅酒です。

 

青梅ではなく、完熟した梅で漬けた「百年梅酒 完熟梅特別仕立て」「百年梅酒 すっぱい完熟にごり仕立て」は、ひときわ香りがいいのが特徴です。

 

同社には、会社の裏手に資料館・別春会があります。酒造りの歴史が分かる、様々なものが展示されています。梅酒の写真は、そこのステキな雰囲気の中で撮影したもの。

梅酒の資料の展示室もあります。

写真左は百年梅酒を手に黄門様の前に立つ上田さん。

じっくり熟成させた梅酒は、黄門さまの印籠と同じくらい元気が出ます。今年の夏も、梅酒を楽しみながら健康に過ごしたいものです。

http://www.meirishurui.com/