自分で作る、自慢の酒!常陸太田自酒プロジェクト今年も進行中!


投稿日:2013年09月30日   投稿者:絶品いばらき特派員

こんにちは!
絶品いばらき編集部の根本です。

皆さんは、茨城の美味しいものといったら何を思い浮かべますか?
海の幸も山の幸も豊富に採れて、畜産も盛んな茨城県。
美味しいものはたくさんありすぎて、迷ってしまうくらいです!

そんな中で私が今回皆さんにオススメしたい、美味しいもの。
それは・・・日本酒です!

水も米も美味しい茨城県では、銘酒を送り出している蔵元が多数あります。
現存する日本最古の蔵元も、実は茨城にある程。
ですが、茨城=酒どころ、というイメージは、あまり浸透していないかもしれません。

皆さんにオススメしたい茨城の銘酒はたくさんありますが、
その中で、今私が注目しているものをご紹介しましょう。

その日本酒は、常陸太田市の岡部合名さんで仕込まれていると聞いて、さっそく行ってきました!

 

岡部合名さんは、全国新酒鑑評会で、9回も金賞を受賞している「松盛」が代表銘柄。

 

現在の岡部守博社長で、5代目となる老舗蔵元です。

 

蔵のシンボルだった煙突は、東日本大震災の被害に遭い約半分の高さになってしまったものの、
震災に負けずまだまだその活躍は続くとばかりに、しっかりと姿を残しています。

早速、私が注目しているお酒について聞いてみると、社長自らポスターとフライヤーを持ってきてくれました。

 

これです!
「常陸太田自酒プロジェクト」!

そのコンセプトは「地元産の米を使って、地元で仕込んだ酒を作りたい」というところからスタート。
日本酒作りには米と水が必要ですが、特に酒造りに適した米というものがあります。
普段私たちが食べている米の品種とは異なる品種です。
しかし、酒造好適米の栽培数は限られており、茨城で酒造好適米を作っているところは少なく
それゆえに、地元産の酒造好適米を使って地酒を醸している蔵元は大変少ないのだそう。

しかし岡部社長をはじめとする常陸太田の有志の中で、「じゃあ自分たちで酒米を栽培して造ってみよう!」という声が上がり、
チャレンジしてみようと実際に動き出したのが2012年のことでした。

ちなみに、「自酒プロジェクト」の文字は、地酒の間違いではありません。
「自分で作った」「自慢の酒」、だから「自酒」です♪

プロジェクト発足後、常陸太田の仲間に呼びかけ、6~70人が参加。
皆に何らかの形で酒米作りに携わってもらいたいと考え、田植え、稲刈りに「バケツ栽培」という方法を付け加えました。

 

こんな風に、バケツに自分の稲を植え、持ち帰り育ててもらって、稲刈り時に持ち寄る、という面白い取り組みです。
毎日その成長を見届けると、自分で育てた!という実感も湧き、よりいっそう「自分で作った酒」に特別な想いを持ってもらえることでしょう。
今年は市内の商店街の軒先でも、栽培されている姿を見ることが出来ました。

さて、そんな自酒プロジェクト。昨年の成果はといいますと・・・
米も無事収穫でき、しぼりたてのそのままの味を楽しんでもらおうと加水したりせず純米原酒にして販売したそうです!
先に生を400本販売したところ、早々に完売。
その後、火入れしたものを販売。参加者はじめ、市内外の方に広く好評を得ることが出来たと岡部社長は話してくれました。
常陸太田が育んだ米と水で造った、本当の地酒。ぜひ飲んでみたくなり、社長に在庫を聞いてみたところ・・・
「ついこの間、9月で完売しちゃったよ」との返事が!あ~残念!
がっくりと肩を落としていた私に「でも一本だけなら残してあるから、写真を撮ることは出来るよ」と出してきてくれました!

じゃ~ん!これです!

 

常陸太田産、美山錦(酒造好適米)使用。自酒プロジェクト純米。
う~、次こそはぜひ飲んでみたいです!

 

二年目となる今回は、前回からのステップアップを目指していかなくちゃ、と意気込みを語る岡部社長。
こういった取り組みを通じ、常陸太田の自慢のお酒を知ってもらうのはもちろん、
みんなで地元を良くしよう、元気にしよう!という気持ちが根底にあることを強く感じました。
また、このプロジェクトが軌道に乗り、広がりを見せて酒米を栽培できるようになれば
農業後継者の幅も広がり、育成にも繋がるという目標もあります。
その話を聞いて、プロジェクトの皆さんは目先の部分だけでなく様々な視点から
常陸太田の将来のことを考えているのだと知り、胸が熱くなりました。

そんな、常陸太田の魅力がたっぷりと詰まった自酒プロジェクト!
今年も田植え、稲刈りが無事終わり、これから年明け1~2月ごろに仕込む予定です。
ぜひ皆さんも、来年、常陸太田でこの自慢のお酒を味わってみてくださいね。

岡部合名については、絶品いばらきで詳しくご紹介しています!
酒造りの様子なども取材していますので、こちらもご覧下さい!

http://www.ibaraki-meisan.gr.jp/?page_id=3896
http://www.ibaraki-meisan.gr.jp/?page_id=1097