冬の風物詩!凍みこんにゃく


投稿日:2015年01月31日   投稿者:絶品いばらき特派員

こんにちは!絶品いばらき編集部の根本です。

先日は、茨城でも雪が降る厳しい寒さに見舞われましたね。

寒いのは苦手、という方も多いと思いますが、実は、この寒さが育む食もあるのです。

今回ご紹介するのは、そんな厳寒の時期にしか作ることのできない素材!「凍みこんにゃく」(しみこんにゃく)です。

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通称「しみこん」と呼ばれる凍みこんにゃくは、常陸太田市の山あい・天下野(けがの)町という地域の特産品でした。

天下野町といえば、竜神バンジーのすぐ近くの場所!そして、実はわたしの故郷でもあります。

昭和初期の頃にはこの地域だけでも何十件もあったというしみこん農家ですが、

現在は日本でたった数軒しか残っていません。

というのも、その作り方や労力を知れば、そう簡単にできるものではないからです。

 

現在、常陸太田市天下野町でしみこん作りを続けている中嶋さんに、

しみこん作りについてお話を聞きました。

 

しみこんは、名前の通りこんにゃくを凍らして作ります。が、ただ凍らせるだけではありません!

寒さ厳しい12月から2月の間、薄く切ったこんにゃくを藁の上にずらりと敷き詰めて、

1日4~5回水をかけて夜に凍らせます。

凍ったこんにゃくは、昼には溶け、また夜に凍り……というのを約1ヶ月ほど繰り返します。

すると、こんにゃくが乾燥し、スポンジ状になるのです。

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これがしみこん!

夜凍り、昼溶ける寒暖差や、雨や雪の少ない場所でないと作ることは出来ません。

この天下野町が、しみこん作りに適していたんですね。

 

とはいえこのように限られた期間しか作ることが出来ず、大量生産が出来ないしみこん。

流通量が限られるので、一部では「幻の食材」とも言われるとか!

ちなみに、この地域ではしみこんはご馳走。高級品でもあり普段から食べられるものではなく、冠婚葬祭や田植祭など特別な時に食べるものでした。

 

ですが、「せっかく丹精込めて仕上げた特産品をぜひもっと味わってもらいたい!」という中嶋さん。

しみこんの美味しい食べ方レシピを教えてもらいました。

 

 

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<中嶋さん直伝!しみこんフライレシピ>

材料:凍みこんにゃく、小麦粉、パン粉、卵、しょう油、みりん、砂糖、酒、揚げ油

 

・ボウルに水を入れ、袋から出した凍みこんにゃくを15分ほど浸したあと、水を切って適当な大きさに切ります。沸騰したお湯で約15分煮て、よく水をきっておきます。

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・下準備した凍みこんにゃくに、しょう油・みりん・砂糖・酒などで濃い目に味をつけます。
・小麦粉、卵、パン粉で衣をつけます。
・衣がきつね色に色づく程度に揚げたら、できあがり。すぐ揚がるので、目を離さないようにしましょう。

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ごはんのおかずにも、お酒のおつまみにも◎です♪

ちなみに、しみこんは、炊き込みごはんに入れてもgood!独特の食感が楽しめます。

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中嶋商店のしみこんは、茨城県アンテナショップ・茨城マルシェでも取り扱っています!

http://ibarakimarche.com/

ぜひ、茨城北部の郷土の味を皆さんも味わってみてくださいね。