こんにちは!絶品いばらき編集部です。
最近、わたしが見つけて気になっているお土産を、今日はご紹介したいと思います!
茨城印の美味しいもの。かつ、ほかにないもの。そしてお渡ししたときに「話題になる」もの!
土浦市にある、1688年創業の老舗「柴沼醤油」のお醤油・お常陸を使って
茨城の銘菓メーカー、亀印が作ったどらやきと羊かんです。
どらやきは中のあんに醤油を加えています。鼻にくるほどではなく、頬張った瞬間にほんのりと香りますね。
羊かんはどんな味か想像つかないかもしれませんが、
お団子でおなじみ「みたらし」のようなお味を思い浮かべてみてください。
そう!お醤油は、甘いものとの相性も良いんです♪
ちなみにお醤油は「むらさき」とも呼ばれますが、実はそのむらさきとは、
筑波山の異名「紫峰」から由来した、土浦のお醤油の代名詞から定着したという説もあるそうです。
そんな、柴沼醤油の歴史やお醤油へのこだわりについては
「絶品いばらき」で詳しくご紹介していますので、よかったらぜひご覧になってみて下さいね!
http://www.ibaraki-meisan.gr.jp/?page_id=4794
さて、そんな柴沼醤油の商品はどれも名品ぞろいなのですが、
その中でも、平成23年度優良ふるさと食品中央コンクールで農林水産大臣賞を受賞したのが、先にご紹介した「お常陸」です。
県産の大豆と小麦を原料に使い、柴沼醤油の歴史の象徴とも言える古い蔵に残る木桶で約一年かけて熟成。
生醤油とは加熱殺菌をしない、諸味から搾ったそのままのお醤油のことを指しますが・・・
気になるのは保存性ですよね。
柴沼醤油では、敷地内に研究所を設け、品質の向上を目指し日々様々な研究を行っています。
そんな柴沼醤油の技術を活かし、加熱処理をしない生醤油ながら冷蔵を徹底せずとも、一般の醤油同様の流通ルートで、なおかつ保存可能な製品として実現させているのもポイントです。
そんなお常陸自体、贈り物としてとっても喜ばれますが、
今回はこれを使った「すいーつ」を、お土産にご提案します!
柴沼醤油では、この亀印とのコラボ商品の他、
約8種類の醤油すいーつを製品化してきました。
これはその一部です。
醤油とスイーツとは、一見珍しい組み合わせに思えますが、
一体どんな思いから、開発したのでしょうか?
18代目・執行役員本部長の柴沼秀篤さんにお話を伺ってきました。
柴沼さんがはじめて醤油すいーつを開発したのは、約3年前。
つくば市の人気菓子店・コートダジュールとのコラボレーションで誕生した醤油パイ「むらさきつくば」が第一弾でした。
「時代が変わっていくにつれて、食のあり方もどんどん変化してきました。昔に比べれば、洋食化が進んできましたね。そんな中で、醤油の価値を高めていくためにはどうすべきか…そのひとつのきっかけとして、醤油を使ったお菓子を開発しようと考えたのです」
そう決意した柴沼さん自ら、コートダジュールへ交渉を開始。
柴沼さんの情熱に共感してくれた、オーナーシェフの中山さんはこれを快諾してくれたのだそうです!
中山さんも柴沼醤油の蔵見学に訪れたりと、互いのこだわりを理解し、高めあい、完成したのが「むらさきつくば」です。
「当初はケーキとか、色々な試作をしてみたんですが、焼くことで醤油の香ばしさをより引き出せたのがパイでした」
むらさきつくばは、今ではつくばのお土産としても人気の商品となりました。
そして今、柴沼醤油の開発した醤油すいーつの中で一番の売れ筋が「しょうゆラングドシャ」です!
「ぜひ、食べてみて下さい」
柴沼さんにそう進められ、さっそくひと口頂きました。
ラングドシャとはフランス語で「猫の舌」という意味があるそうですが、
まずはこの、サクッとしたかろやかな食感が特長ですね。
口の中でほろりと崩れる生地と、サンドされたホワイトチョコクリーム。
醤油の風味はしっかりと感じますが、これがとってもよくマッチしていて違和感がありません!
「生地とクリーム、両方にお常陸を練りこんでいるんです」
えーっ!両方に!
だから、お醤油の風味がしっかり残っているんですね。
紅茶にも、緑茶にも、牛乳にも、コーヒーにもあいそうなので、
お茶請けとしてぜひ、味わってみて下さい。
柴沼さんは、
「醤油のお菓子を作って売ることが目的ではないんです。醤油の新しい美味しさを追及していきたい。そして、その新しい魅力をきっかけに、幅広い層の方に柴沼醤油を知ってもらえたり興味をもってファンになってもらえたら…醤油スイーツは、いわばそのための窓口なんです」
と話します。
醤油スイーツの美味しさは、「お常陸」の美味しさあってのもの。
ぜひ、スイーツと「お常陸」をセットで手土産に、贈ってみてはいかがでしょうか?
商品のうちいくつかは、柴沼醤油の売店で購入可能です。
または一部商品は、高速道路のサービスエリア・パーキングエリア(一部店舗)や水戸市の駅ビル「エクセルみなみ」などなどで取り扱っています。
柴沼醤油醸造について、詳しくはこちらをご覧下さい!