皆さん、こんにちは!観光いばらき編集部・金澤です。
今回は奥久慈・さしまエリアに並ぶ、茨城のお茶の3大産地の一つ「古内茶」を取材してきまた。
お伺いしたのは、「古内銘茶・高安園」さんです。
最後のおいこみ作業の中お伺いしまいた。
今年は天候が良いので、新芽ののびも良く、甘みのあるまろやかなお茶ができたとこのことですよ!
お茶大好きな私。本当に楽しみです!
今回は、お茶の収穫作業やお茶ができる工程も取材させていただきました。
まずは、お茶畑へ。
今日は、高安さんご夫婦とその息子さんが手伝い来られていました。
広大なお茶畑を何往復もして機械で摘み取る作業。
みなさん、息がピッタリです。
摘み取ったお茶の葉がこちらの袋の中に。
私も、持ってみたのですが持ち上がりませんでした。かなりの重さです。
そして、何袋にもなるお茶の葉を運び、今度は作業場へ。
最初に、摘み取ったお茶の葉が痛まないように送風機へ。
お茶の葉はすぐ痛んでしまうのでこの工程は重要!
すぐに送風機にをかけることでこの鮮やかな色を維持できるのだとか・・・。
ちなみに、送風機にかけないとお茶の葉が勝手に発酵をはじめてしまい、紅茶やウーロン茶のようになってしまうのだとか!?
お茶の葉が生ものであることを実感しました♪
その後は、蒸し器に入れ、冷却をする作業になります。
乾燥とともに大事なお茶づくりのポイントは「蒸す」作業。
長く蒸すと味がまろやかになるのですが、長く蒸しすぎると香りが飛んでしまいがち・・・
もちろん、これはお茶の葉ごとの厚みや大きさによっても時間は決まっておらず、お茶の葉ごとに蒸す時間を変えるとのこと。
加えて、この後のお茶の葉から水分を抜く作業が大切!
乾燥器の羽根の回転数・温度・風量などのバランスを、これまた茶葉の厚みや大きさ、そして蒸しの工程でどれだけ熱を加えたかを考えて作業されているとの事。
いくつもの工程で予断を許さぬ状態が続きます!!
その後は、形を整える作業やあらもみの作業になります。
このような工程を経て、5~6時間でお茶になります。
最後にコチラをご紹介!
現在、光圀公もその味の良さに驚いた、清音寺にある樹齢700年の原木の新芽を差し木にして苗床を育てるプロジェクトが進行しています。
そんな苗木の数は約1,000本!!
このお茶を復活させる『「初音」再生プロジェクト』です
とてもわくわくするプロジェクトですね!わたしもぜひ「初音」を飲んでみたいです。
対面販売にこだわる高安園さん。
お客様とお話をしながら、要望を聞いて、お勧めのお茶をすすめる。
取材中も何組かのお客様がお買い物にきていました。
少しお話を伺ったところ
ご年配のご夫婦は、袋田の滝に行った帰りに寄って、それ以来10年以上お店に通われているとの事です。年に数回買いに来るとおっしゃっていました。
近くは栃木県や千葉県など県外からをたくさん来られるとの事・・・。
取材を通して、お茶に対しての皆さんの努力やがこだわりが、おいしいお茶を作るんだなと改めて実感しました!
取材中もたくさんお話を聞きながらおいしいお茶をたくさんいただいちゃいました。
ごちそうさまです!
高安園
茨城県東茨城郡城里町下古内314-1
TEL 029-288-4801