こんにちは、観光いばらき編集部の根本です!
5月も中盤、爽やかな初夏の季節を感じられる陽気になってきましたね。
今回は、この時期といえば!の話題をお届けしたいと思います。
やってきたのは、ここ。
猿島郡境町にある、野口徳太郎商店さんです!
野口徳太郎商店は、明治7年に創業して以来、日本茶一筋。
お茶の加工問屋です。
茨城県は、お茶の経済的生産地の北限と言われており、
県内にはいくつかの銘茶生産地があります。
そのうちのひとつが、茨城県西の猿島地域で栽培されている「さしま茶」。
野口徳太郎商店は、この「さしま茶」の生産エリアから、
お茶の魅力や新たな楽しみ方を研究・発信しています。
ちょうどこの時期は、新茶が出てくるタイミング。
摘み取り期はエリアによって異なりますが、
4月末頃には既に九州などから新茶のサンプルが続々と届くそう。
福岡の「八女」や京都の「宇治」、埼玉の「狭山」、鹿児島や静岡などなど、
皆さんにも馴染みある茶の名産地がずらり。
各地の茶葉をテイスティングして、ブレンドする組み合わせや配合を決定し
より美味しい「お茶」を販売しているのです。
全国各地から取り寄せる新茶のサンプルは、なんと数百種にも及ぶそう!
そのひとつひとつを、五代目の富太郎社長自らがテイスティング。
どんなところをチェックしているのか、社長に伺ってみると・・・
「茶葉の色、形状、香り、淹れた時の風味、色、口当たり」などなど。
栽培地や茶園の地質、加工方法などによって
ひとつひとつ異なる茶葉の特徴を見極めます。
味だけではなく、色が赤くないか、
灰など異物が混ざってないかといったところも厳しくチェック。
わたしも実際にいくつかをテイスティングさせてもらいましたが・・・
香りを嗅いだだけで「全然違う!」というものもあれば、
素人には「違いが分からない・・・」というものもあり。
微細な部分まで見逃すことなく、お茶を選定するのはまさに匠の技!
茶匠(ちゃしょう)です。
ちなみに、新茶というのは、その年最初に摘み取った「一番茶」のこと。
一度摘んだあとも芽が出てくるので、中には「二番茶」や「三番茶」もあります。
二番茶や三番茶に比べ、新茶は爽やかな香りで
渋みが少なくうまみが強く感じられるという特長があるのだとか。
最後に、野口さん自ら淹れて下さった新茶を頂きました。
普段から馴染みのある日本茶のはずが、
これは別格!というくらいとっても美味しかったです。
お茶の美味しさや味の違いに触れることができる、特別な体験をさせて頂きました♪
社長、お忙しいところありがとうございました!
さて、野口徳太郎商店といえば「お茶の販売」だけでなく、
独自の商品を開発していることも特徴的。
大ヒット商品「茶の種子茶」は、
茶葉だけでなく種子に含まれる豊富なオレイン酸やビタミンEに着目し
茶の種子と茶葉をまるごと粉末にしたお茶です。
昨年新たに導入した、
つくば産出の石を使った独自の石臼で挽くようになってから
「より美味しくなった」と社長も太鼓判♪
さっと溶かして手軽に飲めることも人気の秘密♪
実はわたしもデスクに常備しています。
アイデア次第では、お菓子や料理にも使えちゃいますよ。
緑茶やほうじ茶など、5種類をお試しできる
ミニボトルのセット(1,080円)がオススメです。
店舗には、お茶をメニューに使った日本茶カフェも併設されています。
お茶を「飲む」だけでなく
「食べる」という新しい文化をぜひ堪能してみて下さい!
贅沢なコース料理に、美味しいスイーツもアリ。
席数に限りがあるので予約がオススメ。
夏限定のかき氷「濃厚ふわとろ抹茶氷」が絶品だそうで、
ぜひとも食べに行きたいと思っています。
野口徳太郎商店は、圏央道・境古河ICを降りて約10分!
ぜひお立ち寄りくださいね。
近くには、「道の駅さかい」や「サードパーク境町」もあります♪
観光いばらきでは、その他にも、圏央道沿線のオススメスポットを紹介中!
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野口徳太郎商店
茨城県猿島郡境町1144
9:00~18:00
(カフェは10:00~17:00、水曜定休)
http://www.greentea.co.jp/
◎野口徳太郎商店については、観光いばらきでもチェック!
http://database.ibarakiguide.jp/db_kanko/?detail&id=0800000002505