水戸の梅まつり・梅酒大会2014 大会の模様と表彰式レポート


投稿日:2014年03月23日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは。観光いばらき編集部の花島です。

偕楽園で今年も開かれた「水戸の梅まつり・梅酒大会2014」。その受賞表彰式が、今日3月23日(日)に開かれました。まさに、満開の梅の下、偕 楽園は大勢の観光客で埋め尽くされる中、時間も正午過ぎ、見晴広場の芝生で、ベンチで、思い思いの場所でお弁当を開く家族連れ。仲良く手をつないで梅の間 を歩くカップルなどなど。皆さん、梅の美しさを十分堪能している様子。そんな観光客にも祝福されながら表彰式はスタート。受賞銘柄の担当者も、笑顔が絶えませんでした。

表 彰式の様子をお伝えする前にまず、3月7日(金)~9日(日)に常磐神社本殿前で開催された、水戸の梅まつり・梅酒大会2014大盛況!の模様を 写真でご覧ください。昨年度の来場者を2,000人も越える5,157人が県内外から参加、偕楽園と梅酒のマッチングのよさも手伝って、梅酒人気を裏付ける結果となりましたね。

まだ寒かった3月上旬でしたが、たくさんの方々が試飲を楽しみ、テントの中は熱気ムンムン

まだ寒かった3月上旬でしたが、たくさんの方々が試飲を楽しみ、テントの中は熱気ムンムン

 

地元企業も応援。試飲の列に並ぶ参加者のオーダーに応え、次々と手際よく梅酒を注ぎます

地元企業も応援。試飲の列に並ぶ参加者のオーダーに応え、次々と手際よく梅酒を注ぎます

 

「これお願いします」「はい、お待たせしました」。注ぐほうも注がれるほうも、和気あいあい

「これお願いします」「はい、お待たせしました」。注ぐほうも注がれるほうも、和気あいあい

 

たまらなく美味しそうなショット!「来年は、私も行くぞ」と、決意した方々も多いのでは?

たまらなく美味しそうなショット!「来年は、私も行くぞ」と、決意した方々も多いのでは?

 

一次審査は来場者による人気投票。リストを参照しながら慎重に選ぶ参加者の面々。「これ、これ」

一次審査は来場者による人気投票。リストを参照しながら慎重に選ぶ参加者の面々。「これ、これ」

用意された投票箱に投入。ここで決まった各カテゴリーの上位10銘柄が、二次審査に進みました

用意された投票箱に投入。ここで決まった各カテゴリーの上位10銘柄が、二次審査に進みました

 

さて、表彰式です。今年の大会の特徴の一つは、梅酒を蒸留梅酒、醸造梅酒、ブレンド梅酒の3つのカテゴリーに分けたことです。その結果受賞銘柄も増え、一段と華やかな結果になりました。

まずは89銘柄がエントリーした蒸留梅酒部門です。

金賞を受賞したのは株式会社小嶋総本店(山形県)の東光 吟醸梅酒。 山形から駆けつけた小島健市郎専務取締役は、「梅の街・水戸でこのような評価をいただき大変光栄です。これを機に、日本酒由来の香りの良さが 特徴のこの梅酒を始め、私どもの商品を茨城の方々に知っていただければうれしいです」と喜びを語ってくれました。

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銀賞、銅賞は地元茨城県は水戸市の明利酒類株式会社が健闘。梅香百年梅酒 完熟梅特別仕込みが銀賞、百年梅酒すっぱい完熟にごり仕立てが銅賞を受賞。写真右は加藤高蔵代表取締役社長。

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茨城県知事賞は茨城県那珂市・木内酒造合資会社の木内梅酒でした。表彰状を授与しながら橋本知事は「この大会を皆で盛り上げ、もっともっと大きくしたい。受賞梅酒は大いに売れ、飲んだ人は喜ぶ。そんな大会にしていきたいですね」と話しました。

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醸造梅酒部門には50銘柄がエントリー

金賞は高砂酒造株式会社(北海道)の国士無双 梅酒。「昨年は水戸市長をいただき、さらにまろやかな味を目指して、様々な工夫をしてきました。そして今年は金賞、名誉なことと感謝しています。新酒鑑評 会で賞をもらったときに匹敵するぐらい、従業員一同喜んでいます」と佐藤哲康代表取締役常務。

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銀賞は有限会社白糸酒造(福岡県)のしらうめの庭。

 

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銅賞は株式会社岡畑農園(和歌山県)のワシの初恋。ひと際目立つ真っ赤な梅のかぶりものをかぶり、セレモニーを盛り上げてくれた岡畑さん。12_MG_0033-40071

水戸市長賞な澤田酒造株式会社(愛知県)の純米対吟醸仕込之梅酒 白老梅。
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ブレンド梅酒部門の入賞者は。

金賞は平和酒造株式会社(和歌山県)の鶴梅 完熟にごり。

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銀賞は株式会社北岡本店(奈良県)のどろっと梅酒。

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銅賞は株式会社おおやま夢工房(大分県)のROSE UME LIQUEUR 薔薇梅酒 -YUMEHIBIKI-

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デザイン部門の常陽銀行賞も株式会社おおやま夢工房の ROSE UME LIQUEUR 薔薇梅酒 -YUMEHIBIKI-が受賞しました。

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審査は次のように実施されました。まず一般審査として、参加者は各カテゴリーごとに、自分の好みの梅酒に1票を投じることができました。一方1人100票 を持つ8人の特別審査員は、181銘柄全てをテイスティング。1銘柄に最大20票までが限度というルールの下、それぞれテイスティングの結果を投票。一般 審査の票と、特別審査員の票を合算して決まったのが、今回の結果です。

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審査委員長 梅酒研究会代表理事・明星智洋さんの総評

今回はカテゴリーを分け、特にブレンド梅酒に日の目を当てたことが大きな変化といえます。単に1位を決めるだけでなく、一般の方にも分かりやすく なったんじゃないでしょうか。梅酒の審査の楽しいところは、多分、デザイン性やネーミングの面白さに引かれて試飲することが多い人気投票に、審査員が味だ けでさらに選択を加える。結果、ここで選ばれたといういことは、見た目も素敵、味も良いもので、本当に実力のある梅酒ということになります。

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鮮やかなピンク色で彩られる「古河桃まつり」開催!!


投稿日:2014年03月20日   投稿者:観光いばらき特派員

koga-momoこんにちは、観光いばらき編集部の滝口です。
「水戸の梅まつり」に続いて開催されるビッグなフラワーイベント「古河桃まつり」(古河市)が、本日3月20日から開催なので早速行ってきました!!

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会場の古河総合公園 入口には、デカデカと看板が設けられていました。期待が高まります~♪が、しかし・・・

momo-tsubomi-miniあれっ? どなたもいらっしゃらない・・・。
そうです。本日はあいにくの雨と強風で、予定されていたイベントがすべて中止になってしまいました。桃もまだ、つぼみの状態です。意気消沈する私・・・。せっかく楽しみにしてたのに・・・。

すると、「桃といっしょに写真を撮ってくれませんか?」という女性の声が・・・。
これはっ、「古河桃むすめ」さんじゃないですか!?
momomusume-mini傘まで桃色!! 桃むすめさんがいるだけで、雨の公園がすっごく華やかな雰囲気になりました!!お名前を伺ったら、早瀬桃子さん(左)と藤原夢子さん(右)とのこと。
「桃子さん」と「夢子さん」、これ本名だから驚きました。まさに桃むすめにピッタリです。「私たち平日は2人ですが、土日は4人いま~す♪」とのこと。左から早瀬桃子さん、藤原夢子さん、大塚きららさん、川津由梨乃さん。お越しの方はぜひいっしょに写真撮影してください。とても華やかな写真が撮れますよ。
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6660c9cd85dbdd5d6109471718371f7aその他、ゆるキャラの「ゆきとのくん」も出迎えてくれます。古河藩第4代藩主・土井利位(どい としつら)をモチーフにしたキャラクターです。この殿様は蘭学に明るく、日本で初めて雪の結晶を観察したインテリでもあります。ちょんまげに雪の結晶があり、右手に持った虫めがねで研究しているのです。

さて、この殿様の祖先である初代藩主・土井利勝(どい としかつ)こそ、この「古河桃まつり」のルーツでもあります。

江戸時代初期、古河藩は燃料となる薪が不足していました。そこで藩主の土井利勝は、成長の早い桃を育てることを考えます。そして江戸で家臣の子供たちに桃の種を拾い集めさせ、古河に送って農民に育てさせたのです。桃の木は薪として、果実は食料として重宝されました。

時は移って現代、この故事にちなみ古河総合公園に桃林がつくられ、「桃まつり」が始まりました。満開になると、5種類の花桃がこんな風に咲き誇るのです!!
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4月6日まで開催しています。期間中はイベントも盛りだくさん。ぜひ「古河桃まつり」にお越しください。
http://www.ibarakiguide.jp/seasons/momo.html

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2014年3月OPEN!日本一の高さ100mからのバンジージャンプ@竜神大吊り橋


投稿日:2014年03月02日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは!観光いばらき編集部の鈴木です。
全国ニュースでも話題になっている、いま茨城でもっともHOTな話題♪
それはなんといってもこのニュースに違いありません。

3月1日からOPENした竜神大吊り橋からのバンジージャンプ解禁です!!  

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高さ最大100メートルとなる竜神大吊橋バンジージャンプは、シーズン常設開催サイトとしては日本最大級!!
吊り橋として375mと本州最大級の竜神大吊り橋からのダイブは、その高さもさることながら絶景もあいまって日本一なことはいわずもがなです。
詳しくはこちらからどうぞ
→ http://www.ibarakiguide.jp/seasons/recommend/ryujin-bungy.html

OPEN前日にはメディア向けにジャンプ体験会があり、地元の東金砂神社の宮司さまによる安全祈願からはじまりました。

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中には、茨城県のご当地ヒーロー!イバライガーの姿も!!
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茨城県や常陸太田市に関連したスタッフがこれからの安全を祈願しジャンプをするという企画!
もちろん、イバライガーも飛びました♪
・・・でも、イバライガーが飛び立つ直前にカメラが壊れてしまったので、その写真はないんです。すみません。

さて、そんなイバライガーが飛び立つよりも前に最初に、この竜神大吊り橋から竜神峡に飛び立ったのは、なんと東金砂神社の神職の方!!

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祓いたまえ清めたまえ!!」という声とともにダイブ!!
このバンジーの安全をまさに現場で祈願してくれました。そして、茨城県商工労働部観光物産課を代表して、課長・清瀬みずからジャンプ!!

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↓ ↓ ↓ 動画はこちら ↓ ↓ ↓

 

ちなみに、ジャンプをする台からみるとこんな感じです!!

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基本、毎週末土日&祝日に要予約で体験することが可能です。
もちろん、当日の空次第にはなりますが、当日申し込みで体験することも可能!!

また、バンジージャンプを跳んだ方には証明書が発行されます。
その証明書を持っていくと近隣施設で優待を受けることができます♪

例えば市内の飲食店では、

やまめ茶屋 さしみこんにゃく1皿サービス
そば処かねさん 200円引き
宝来館 飲食代or宿泊代5%off
慈久庵 デザートサービス
そば処やまいち さしみこんにゃく1皿サービス
藤ひろ ソフトドリンク1杯サービス
玉喜屋本店 生菓子1個サービス
木村菓子舗 100円相当の和菓子1個サービス

※各サービスには条件および有効期間があります。詳しくは常陸太田市観光協会にお問い合わせください。

中でも注目のサービスは、竜神大吊り橋の前にある竜っちゃんの湯の入浴料が無料になるという破格のサービスが!!
恐怖で冷や汗をかいても、ジャンプで爽快な汗をかいても、竜っちゃんの湯で汗を流して帰れるわけです♪

今話題のバンジー!さっそくあなたも体験してみませんか?

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第118回水戸の梅まつりin偕楽園が開幕!そして見晴亭もOPEN!!


投稿日:2014年02月22日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは!
観光いばらき編集部の鈴木です。

いよいよ茨城県最大級の花の祭典・水戸の梅まつりが2月20日に開幕しました。

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その開幕を記念して、本日2月22日にオープニングセレモニーをはじめとした各種イベントが、梅まつりの会場である偕楽園で開催されました。

偕楽園の東門で開催されたオープニングセレモニーには水戸の高橋市長も参加!
もちろん、梅大使の皆さんが華を添え、ご当地ゆるキャラの水戸ちゃんも参列しました。

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現在は園内3,000本の梅の樹のうち400本近くの梅が開花し、約1割ほどの梅に花がほころんでいます。
まだまだ、早咲きの梅がちらほらと咲きはじめている程度ですが、探梅を楽しむのも偕楽園の通な楽しみ方かもしれません。

さて、きょうはそんな偕楽園に茨城県観光協会の情報発信拠点となる見晴亭もグランドオープンしました。

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東門を入ってすぐ右手に建てられた新築平屋のこの建物が見晴亭です。
銅板の屋根に県産木材で建てられたこのアンテナショップには、茨城県観光協会に加盟する県内の名産品が並びます。

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600点以上の申し込みがあった中、約400点ほどに厳選した商品がずらりと並びます。
特徴はなんといっても、水戸市に限らず茨城県内の美味しいお土産や、とっておきの工芸品が気軽に選べることです!
中には、市内でもここだけでしか販売していないようなとっておきの商品もあったりします。

もちろん、茨城県内で発行されている観光パンフレットをいち早く入手できる情報発信の拠点としても活躍します。

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見晴亭入って左手には何十種類もの最新観光パンフレットをご用意しています。
旅のご参考にぜひご活用ください!!

ちなみに、梅まつり期間中には数多くのイベントが園内で開催されます。

先陣を切って開催されたのはこのイベント!!

将棋フェスタ

 
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きょうは、水戸市出身の女流棋士・本田三段ら、4名の棋士のみなさんが偕楽園の中にある、仙奕台(せんえきだい)と名が付けられた見晴広場の一角に備え付けられている、石の将棋盤の上で一局、将棋を指しました。

 

また好文亭前の見晴広場では、県内高校将棋部員の席上対決が行われ、女流棋士vs一般参加者の指導対局も開催!
5人の一般参加者が青空の下、女流棋士と対局しました♪

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今回の「将棋フェスタ」は、かつて水戸藩士たちが囲碁や将棋を楽しんだこの場所で開催されました。
4名の女流棋士とともに、当時の趣を感じながら将棋を楽しめた一日となりました。

今年も開幕した水戸の梅まつり。
これから毎週末のようにイベントが開催されます。
3月7日~9日には水戸梅酒大会2014が開催され、3日間で日本一の梅酒を決定します!
また、翌週15日には夜梅祭を開催。
今年は土屋アンナさんが来場し、会場を盛り上げる予定です。

3月31日まで開催される水戸の梅まつり。
みなさんのお越しを茨城県民一同、お待ちしております。

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春を探しに笠間へ!「スイーツ」と「ガラス」2題


投稿日:2014年02月13日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは、絶品いばらき編集部の花島です。
この大雪にはびっくりさせられましたね。冬が居座り寒さ厳しい日々ですが、ちょっと気分を変えて、春を探しに笠間に行ってきました。笠間芸術の森公園の中にあるクラフトカフェでは、スイーツを賞味。茨城県陶芸美術館では、美しいガラスの作品を鑑賞!

春はもうそこまで来ていました。

 

水戸を代表する和菓子の一つに「吉原殿中」があります。
クラフトカフェが、そんな吉原殿中を使って、スイーツを作りました。
その名も「殿中パフェ」 (500円)。黄な粉たっぷりの殿中に、バニラアイス、生クリーム、小豆あんが添えられ、黄な粉と相性のよい黒蜜がかけられています。トッピングのミント の緑も美しく、工芸の丘の広々とした景色をガラス越しに眺めながら、のんびり美味しい時間を過ごすにはもってこいのスイーツでした。

 

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吉原殿中をアレンジしたスイーツ「殿中パフェ」です

なぜ、殿中でスイーツ?
「出来立ての吉原殿中の美味しさにびっくりしたのが始まりです」と話すのは、笠間工芸の丘営業課主任の黒澤紋子さん。

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和菓子にあまりなじみのない若い人にも、この美味しさを知ってほしいですね」と黒澤さん

 

「今回のスイーツの強力バックアップは「あさ川製菓」。そのあさ川製菓が実施している「吉原殿中実演」をクラフトカフェで開催したときのこと。

「目の前でできあがった吉原殿中は、いわゆるオブラートに包まれた市販のものとはちょっと違いました。黄な粉がたっぷりかかり、とってもやわらかくて驚きました。この美味しさをたくさんの方々に味わっていただきたいと思ったのです」と黒澤さん。

吉原殿中実演(写真はあさ川製菓提供)。梅まつりにあわせ、偕楽園の御成門前駐車場のあさ川臨時売店で実演予定

クラフトカフェでは週末に合わせ、出来立ての吉原殿中を30パック入荷。スイーツとして使うもの以外は販売もしています。

黄な粉たっぷり。口に含むとホロホロと崩れ、やわらかい粒になったもち米が美味しい!

「殿中パフェ」がメニューとして並ぶのは、3月いっぱいの予定。さらに進化させて「定番化したい」と黒澤さん。クラフトカフェではオリジナルカレー(600円)、ワンプレートランチ(500円)なども楽しめます。

クラフトカフェのすぐそばにある茨城県陶芸美術館にも足を運びました。

3月23日(日)まで開催している「いばらき工芸大全Ⅰ ガラスの巻」を見るのが目的です。

 

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キャッチコピーは「常陸国、瑠璃玻璃紀行」

 

茨城工芸の魅力を、陶芸にとどまらず紹介する試みの第一弾!というだけあって、同館の意気込みが伝わってくる、「いばらきのガラス」の美しさを堪能できる展覧会でした。

多様なガラス作品94点。「瑠璃も玻璃も照らせば光る」の故事にもあるように、その才能を遺憾なく発揮した作家の作品群は、美しいだけではなく、美しいものを作りたい、美しいものに憧れる人間の原点についても考えさせられる、そんな展覧会でもありました。

「古代から近代へ」のコーナーには、丸山古墳や三昧塚古墳などから出土したガラス製丸玉が。展示方法の工夫もあって、小さな粒の存在感が際立っていました。

 

バラバラで発掘されたガラス玉ですが、展示に工夫を

バラバラで発掘されたガラス玉ですが、展示に工夫を

案内してくれたのは茨城県陶芸美術館学芸課長・山口和子さん

案内してくれたのは茨城県陶芸美術館学芸課長・山口和子さん

筑西市からご主人と2人で訪れた島田文江さんは、一橋徳川家伝来の「緑ガラス花文様砂糖入」(茨城県歴史館所蔵)の前でため息を。「いやあ、こういうのは見たことないですね。こんな昔にこういうものができたのかしらと思うと驚いてしまいます」

ガラスケースの前で砂糖入れに見入る島田さん

ガラスケースの前で砂糖入れに見入る島田さん

 

緑ガラス花文様砂糖入。水戸徳川九代藩主・徳川斉昭公の夫人が使っていたもの。夫人のみやびな暮らしぶりが想像できます

緑ガラス花文様砂糖入。水戸徳川九代藩主・徳川斉昭公の夫人が使っていたもの。夫人のみやびな暮らしぶりが想像できます

「現代ガラス工芸の巨匠たち」のコーナーで、各務鑛三の花器に見入っていたのは、ひたちなか市の会沢満理子さん。「とにかくガラスが好き。今回はガラスがテーマだと聞いて、友達を誘ってさっそく来ました」。

 

 

なぜ好きかと聞かれても答えはないけれど、家の中にはガラス製品がいっぱい!と話す会沢さん。ジッと見つめる姿からは、ガラスの不思議な魅力が伝わってきました

なぜ好きかと聞かれても答えはないけれど、家の中にはガラス製品がいっぱい!と話す会沢さん。ジッと見つめる姿からは、ガラスの不思議な魅力が伝わってきました

同じく「現代ガラス工芸の 巨匠たち」のコーナーに展示されている 岩田藤七作の「乳白金彩捻花生」(茨城県近代美術館蔵)の周囲を取り囲んでいたのは、下妻市立豊加美小学校4年生 の男子たち。「ぐるぐる回っている感じ」「ギザギザのところに金がついていてすごい」と口々に。

 

4年生は1クラスのみ26人だそうです

4年生は1クラスのみ26人だそうです

藤田喬平作の「風」の前には女子3人。「緑の色がとてもきれい。色が薄いところと濃いところがあって2種類にみえる」「金色の輪っかがついてるけどなぜだろう」「サラサラした感じがする」と。

細かく観察、感触まで表現してすごい

細かく観察、感触まで表現してすごい

実は同じ藤田作で、こんな古典的なものも展示されています。作家の中で、どのような心の動きがあるのかに興味がかきたてられます。

「琳派に影響を受けた、日本の様式美をガラス工芸で表現したのが飾筥(かざりばこ)です。一方、イタリアのヴェネツィアに滞在して作ったのがこの『風』などです。それぞれに魅力がありインパクトがありますよね」と山口さん。

 

藤田喬平作の飾筥「紅白梅」

藤田喬平作の飾筥「紅白梅」

 このほか、「現代の作家たち-ガラス工房シリカのコレクションから」、「いばらきで活躍する作家たち」と題して、様々な作品が紹介されています。

 

早春の笠間に足をのばし、花も団子も楽しむのはいかがでしょう。

 

▼クラフトカフェ

〒309-1611 笠間市笠間2388-1

TEL0299-70-1313

 

▼茨城県陶芸美術館

〒309-1611 笠間市笠間2345

TEL0299-70-0011

 http://www.tougei.museum.ibk.ed.jp/

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