鹿島神宮の大鳥居完成。厳かな竣工祭の模様をレポート


投稿日:2014年06月03日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは。観光いばらき編集部の花島です。

東日本大震災によって倒壊してしまった鹿島神宮の大鳥居。 
シンボル不在のまま3年3カ月の時が流れました。倒壊直後から再建に乗り出したたくさんの方々の尽力が実りこのほど見事に完成、6月1日に竣工式が行われました。その模様をお伝えしましょう。

 

雄姿を現した大鳥居。鹿島神宮境内の森から伐採した、樹齢500年から600年の杉の巨木を4本使用しました。鳥居の上にかかる大きな丸太は、正面左手が太く、右手は約10%ほど細い「鹿島鳥居型」。自然のままに育った杉なので、木目の密度が高く美しいのが特徴。

総重量は10t以上。目に見える高さは10m強ですが、実は地中3mまで埋め込み、2m厚みのあるコンクリートで基礎を固めてあります。安全性を考え、大地震に耐えるよう配慮した結果です。

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朱に染めないのが鹿島の大鳥居。無垢の色の美しさが一層際立ちます

 

 

6月なのに真夏日!うだるような暑さの中でしたが、参列者の間には歴史的な瞬間に立ち会う期待感が高まっている様子。

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式典会場前で始まりを待つ参列の皆さん

 

 

 

午前11時から始まる式典を前に、祭好会芸座が奏でるお囃子が優雅に響き渡ります。

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祭好会芸座

 

 

続いて勇猛なあばれ太鼓が披露。汗が飛ぶ、太鼓も跳ね上がる…

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あばれ太鼓

 

 

 

いよいよ式典がスタート。修祓、降神の儀、献餞、祝辞奏上、清祓の儀と進みます。

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弓馬術礼法小笠原教場による実演。放たれた瞬間、参列者の間からため息がもれました。

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悠久の舞。美しく優雅な舞いに参列者はうっとり。

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橋本昌茨城県知事、錦織孝一鹿嶋市長ほかによる玉串奉奠

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大鳥居とともに、今回新たにつくられた復興碑。閉式の後に、序幕が行われました。大きな復興碑には「深く心に感謝していつまでも忘れないこと」を意味する「感佩(かんぱい)」の文字が彫られています。

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テープカットならぬ居合いによるロープカット。宮本清美さんが居合い切りを披露。

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神官を先頭に、参列者全員でくぐり初め。

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参列した橋本知事は「厳かな竣工式でした。このような現場に立ち会えたことが大きな喜びです。まず地域の力が素晴らしい!同時に茨城の底力を実感しました。茨城の復興はどこよりも進んでいます。この大鳥居の竣工を契機に、さらに復興を推し進めていきたい」と力強く語りました。 

宮司の鹿島則良氏は「先人が植えてくれ、鹿島の神様が見守り育ててくれた杉があり、現代を生きる氏子の皆さんや崇拝者の皆さんが支えてくれました。時代を超えて2つの力が合わさってこの大鳥居が完成しました。そのことがとても感慨深く運命を感じます。今年は9月に12年に一度の御船祭も控えています。この大鳥居の完成をひとつの区切りにして、鹿島の神様の力をさらに多くの皆様に示すきっかけにしたいですね」と話しています。

 

周辺では復興祭も同時開催。各地域の山車も4基参加、ステージでは、芸座連によるお囃子、よさこい、かしま未来リーナも歌や踊りを披露するなど大盛り上がり。今年の祭頭祭の主役、明石郷が祭頭囃子をもう一度見ることができました。

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14_140601-020-12かしま未来りーなも駆けつけました

大総督・東胤玖君を先頭に明石郷による祭頭囃し

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大総督・東胤玖君を先頭に明石郷による祭頭囃し

 

シンボルの完成と復興への手応えに沸いた暑い一日!

新たな一歩を踏み出した実感をかみ締めた一日ともなりました。