こんにちは、観光いばらき編集部の花島です。
長い人生で初めて、水陸両用車に乗りました。5月からスタートした霞ヶ浦ダックツアーに参加、その時の楽しくてビックリな体験をご紹介しましょう。
ハイライトは何と言っても土浦新港から、水を跳ね飛ばしながら霞ヶ浦に、勢いよく入っていく「スプラッシュイン」の瞬間でした。
陸上の乗り物が、そのまま水の中に入っていき、今度は船になって水上を進む!これは人間のある種の夢を実現した感じがあって、そんな夢が形になったものが「ツアー」として身近にあることがうれしい! とまあ、ちょっと理屈っぽくいえばそんな気分でした。
ツアーはJR常磐線土浦駅東口からスタート。ここから約30分間、観光バスとして土浦市内の名所を観光しました。バスガイドの及川昌子さんの案内を聞きながら、オープン仕様の窓から、亀城公園や東光寺瑠璃光殿などを眺めていると、街行く人々が次々と手を振ってくれます。派手な車体ということもありますが、土浦市民の方々のサービス精神も感じましたね。みなさん、どうもありがとう、なぜか晴れがましい気持ちになりました。
陸上のツアーの終盤、専用道路から土浦新港に入ってくる水陸両用車。普通のバスに比べると一段と高い車体が印象的です。
冒頭の写真、スプラッシュイン!の一瞬前のショットです。
実はこの前に運転手さんの交代があります。
ここまで陸上を走ってきたのは、関鉄観光バスの運転手・文隨(ぶんずい)さん。ここからは
船長の鈴木さんが操縦します。
スプラッシュインの瞬間は、ガイドの及川さんのリードで全員で3、2、1の掛け声を。
今回参加者の皆さんには、こんなポーズをとってもらいました。ご協力感謝です。
まどからは筑波山がこんなに美しく見えました。なんと牛久大仏も遠くにその形を、確認することができました。この日は風速5mぐらい。その割には「揺れませんね」と余計なひと言をつぶやいた私。すかさず「それは私の腕がいいからです」と鈴木キャプテン。風をまともに受けないように、車体の向きを調整しているのだそうです。
こんな風に湖上を優雅に進みます
さて、水陸両用車で一番難しいのが、陸に上がる時なのだそうです。スクリューである程度もって行き、後輪が浮いた瞬間、その間1.5秒ほどで、水上のギアから陸上のギアに入れ替える…。一つのエンジンでタイヤを回したり、スクリューを回したりする水陸両用車ならではの難しさ…がここで顕著になる、らしい…です。
ここからまた土浦東口まで帰ります。
掛け声をかけたり、手を振り返したり、ツアー中もあれこれ忙しいですが、終わってしまえば、みんな友達!! ああ、楽しかった!!
霞ヶ浦ダックツアーは11月30日(日)まで開催しています。
TEL029-835-8455
料金は中学生以上2,900円、3歳~小学生1,800円、2歳以下が500円。
発車時刻など詳しくはhttp://japan-ducktour.com