こんにちは!
観光いばらき編集部の根本です。
11月になり、朝晩の冷え込みが急激になりました。
冬の足音がすぐそこまで迫ってきているようです。
春は花見、夏は花火…というように、春夏秋冬、それぞれに季節ならではの「風物詩」がありますが、
冬の風物詩といえば、「イルミネーション」ではないでしょうか。
澄んだ空気の中、暗闇にキラキラと輝くイルミネーションは、なんともロマンチックな雰囲気を演出してくれます。
茨城県内にも、毎年多数のイルミネーションスポットが登場しています。
今回わたしがご紹介するのは、今年、ぜひとも皆さんに訪れて頂きたい場所!
茨城県の最北端・大子町で開催される「大子来人~ダイゴライト~」です。
大子といえば、名瀑・袋田の滝。
平成11年より、袋田の滝では冬季夜間ライトアップが行われてきましたが、
今年は更にパワーアップし、滝以外の町内市街地でもイルミネーションを開催しています。
しかも、単なるライトアップではありません。
国内外で活躍する気鋭のアーティストが参加し、「光」と「音」との総合的なアートとして
町内を彩ります!
夜の袋田の滝。普段とは全く違う宵闇の雰囲気に、なんだかドキドキします。
滝のライトアップ開催時には、合わせて仲見世商店街も延長営業してくれているそうです。
※営業店はその日によって異なります
冷えた身体に温かい食べ物や飲み物で、ほっとひと休みして行って下さいね。
ちなみに、私のオススメは「ゆず味噌」で食べるこんにゃくおでんやお団子。
このゆず味噌がたまらないんです。芋串も美味しいですよ!
仲見世については、観光いばらきでグッと詳しくご紹介しています。
http://www.ibarakiguide.jp/seasons/good-fukurodanotaki/good-nakamise.html
観瀑台までは、トンネルを通って向かいます。
さて、まずは、このトンネルの雰囲気をお楽しみください。
トンネル内に、まるで色とりどりの花が咲いているよう!
こちらを担当したのは、ライブイベントやアートイベントで空間演出を手がけている、大島エレク総業さん。
「滝までの200mちょっとの間を、出来るだけワクワクさせたい。滝までの気持ちを高められるような演出にしようと考えました」とお話していました。
「太古の花」をコンセプトに、古の頃より地下に込められていた花がトンネルの中で花開いた、というイメージなのだとか。
ちなみに、この花の形のオブジェ約50球は全て手作り。実は、紙で出来ているんです。
このあたりまで来ると、滝の流れ落ちる音と共にだんだんと音楽が聴こえてくるはずです。
さあ、そしてお待ち兼ねの、第一観瀑台へ!
昨年の17色に変化するライトアップも好評でしたが、今年は更に進化。
ライトアップを担当したHIKARIASOBICLUBさんは、有名企業のCMやアーティストのPVなども多数手がけています。映像撮影現場の第一線で活躍する、プロの照明技術者集団。
多彩なカラーを巧みに構成し、まさに光が遊ぶような空間を演出しています。
「滝の春夏秋冬」を見せることをテーマに、滝の上部から四季が降りてくるようなイメージで作成したそうです。
また、滝の周りにある自然も美しく見せたいというのもこだわりのひとつ。
それから、第一観瀑台だけでなく、第二観瀑台からもぜひご覧下さい。
山々と一体に滝の全景を見下ろせば、また違った雰囲気を楽しめます。
ちなみに、HIKARIASOBICLUBの伊地知新さんに「袋田の滝でお気に入りの風景はありますか?」と伺ったところ、
「どこからも素敵なのですが、第二観瀑台からが、山と滝がダイナミックに感じられるのでお気に入りです」
とのこと。
長い照明人生の中でも、こんな大きさのオブジェクトを手がけるのは初めてのこと。とても感慨深いです、とお話してくださいました。
皆さんも、お気に入りの角度を見つけて下さいね。
また、音楽は昨年に引き続き、世界的環境アーティストのKAITOさんが担当。
今回は、昨年とは異なり袋田の滝に合わせたオリジナルの楽曲をゼロから制作してくれたのだそうです!
滝の目の前で聴く音楽として、滝とのシンクロ率100パーセントを目指したというKAITOさん。
ライトアップ同様、四季の遷り変りがひとつのテーマではありますが、
その中に、滝の地質にも現れている1,500万年前からの歴史、誕生から今を大テーマとして制作されました。
光とのマッチングでさらに幻想感が増した演出となっています!
ちなみに、この音楽CDは販売もされています。大子町でしか販売しない限定盤!
まさに大子町・袋田の滝のための音楽。
大子の思い出を、家にも持ち帰ってもらえる素敵な演出です。
さて、この大子来人。先にもお話しましたとおり、町内各地でイルミネーションが展開されています。
袋田の滝の他には、
・JR常陸大子駅舎
・町営駅前駐車場内SL
・常陸大子駅前通り
・大子文化福祉会館まいん
・大子町役場
・湯の里公園
・湯の里大橋
・道の駅奥久慈だいご
・袋田の滝遊歩道
がイルミネーションスポットです。
それぞれに趣きある演出がされています。
例えば、道の駅奥久慈だいごはイルミネーションに加え、大子の空を舞う龍を表現した光の演出が。
湯の里公園なら桜の木にイルミネーションで花を咲かせるようなものなど。
(※桜の葉が落ち次第の設置)
滝以外のスポットは、歩いて約30分強ほどで回れる距離にありますので、
イルミネーションを見物しながらの夜散歩も、素敵ではないでしょうか。
新しい企画を通して、大子の魅力を再発見出来るとってもスペシャルなイベントです!
大子来人~ダイゴライト~
H26年11月1日~H27年2月15日まで
◎袋田の滝ライトアップ・・・期間中の金・土・日・祝・年末年始開催
日没~20時まで(12月31日は26時まで)
※観瀑トンネル、袋田の滝は通常通行料がかかります
◎町内イルミネーション・・・期間中毎日開催
日没~21時まで
http://www.ibarakiguide.jp/seasons/good-fukurodanotaki/good-daigolight.html