こんにちは!観光いばらき編集部の佐藤です。
2011年に「つくばモビリティロボット実験特区」の認定を受けたつくば市は、日本で初めてセグウェイを公道で走らせ実験を行うなど、まさにロボットの街です。
そんなつくば市で2月11日(水)、つくば国際会議場を会場に「つくばロボットフェスティバル」が開催されました!
「子どもから大人まで、たくさんのロボットたちと楽しい一日を過ごそう!」と題して行われたこの「つくばロボットフェスティバル」。
つくば国際会議場には、セグウェイをはじめとしたモビリティロボット、人々の生活を支える生活支援ロボットなど、バラエティに富んだロボットたちが集結!
そのロボットたちを一目見ようと、会場には家族連れを中心に大勢の方が訪れていました。
メイン会場には、ロボットイベント、モビリティロボット、ロボット教室、介護ロボット、 自律走行ロボットの4つのゾーンを設置。
ロボットの展示はもちろん、各種体験教室等も行われました。
まずはロボットイベントゾーン。
入り口横にまず見えてきたのは「お供するロボット」。
使い方は簡単。前に立ってボタンを押すだけ。人が動き出すと着いてくる様子はカルガモのよう。
子どもたちに大人気で、ブースには長蛇の列が出来ていました。
ロボットバトルや操縦型ロボットによるサッカーゲームの他、会場奥にはギリシャ神話に登場する一つ目の巨人「サイクロプス」の名を冠したロボットが。子どもを乗せて記念撮影する方多数でした!
また、産業技術総合研究所のブースにはサイバネティックヒューマンHRP-4C「未夢(ミーム)」の姿が。
純白のウエディングドレスを着て、桂由美さんのファッションショーに出演した事もある彼女。
人の筋肉が約600あるのに対して、ロボットの筋肉ともいえるモーターは44しかないそうなのですが、それでも動きや表情など人間のような一面を披露していました。
次に介護ロボットゾーン。
ここでは、人々の生活を支援してくれるロボット達が登場。
立ち上がる、歩くといった動作を支援してくれるロボットスーツ「HAL」。
介護の場をはじめ、工事現場でも使用されているんだとか。
さらに、安らぎを与えてくれるロボット「パロ」。
モデルはタテゴトアザラシ。身近ではないアザラシの赤ちゃんは純粋にかわいいと感じられるため選ばれたそうです。
なでられると鳴き声を出したりと、こちらの動きに反応するセンサーを搭載。
つぶらな瞳にも癒されます。
続いてロボット教室ゾーン。
プログラミング教室や組立式ロボット教室、つくば工科高等学校による出前授業が実施されました。
ロボットスクール・ロビンスによる組立式ロボット教室。
組立図を元に配線を行ったり、プログラミングをして実際に動かしたり。
子どもたちは真剣な眼差しで取り組んでいました。
また、小型ロボットNAOのプログラミング教室も。
小さくかわいらしい見た目とは裏腹に、人間の声を認識したり、映像や顔を認識できたりと高性能。
プログラミングを教わる子供たちの輝く目が印象的でした。
最後はモビリティロボットゾーン。
冒頭でも触れたセグウェイの試乗体験ができるスペースには、多くの人が詰め掛けました。
私はセグウェイに乗ったことがないので、ぜひ乗ってみたかった…。
また公開ロボット走行実験「つくばチャレンジ2014」に参加したロボットのデモンストレーションも。
筑波大学、群馬大学・ミツバ、宇都宮大学、防衛大学校のチームが「ミニ」つくばチャレンジを実施。
探索対象を見つけ出し、ゴールに戻る様子を披露しました。
メイン会場を離れ、3階中ホールでは発表会と講演会がありました。
創造アイディアコンテスト関東甲信越地区大会に出場した並木中学校と谷田部東中学校の発表会、そして小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャーを務めた川口淳一郎教授の講演会。
講演会は「宇宙開発とロボット技術」をテーマに、約1時間行われました。
見て、触れて、体験して、ロボットと過ごすことの出来た一日。
ロボットの街つくばにふさわしいイベントでした!
つくば市にあるCYBERDYNE STUDIO(サイバーダインスタジオ)では、常設施設として研究を進めるロボットの展示や実演、体験を行っています。
また、3月20日(金)~3月23日(月)は第4回科学の甲子園を開催。
http://rikai.jst.go.jp/koushien/index.html
高校生たちの活躍をぜひご覧下さい!