こんにちは!観光いばらき編集部の佐藤です。
多数の研究・教育機関が存在し、最先端の科学技術を有する研究学園都市へと発展してきたつくば市。
そんなつくば市では、科学と芸術が融合したメディアアートの祭典「第1回つくばメディアアートフェスティバル」を開催中です!
メディアアートとは、科学技術を使った芸術表現の総称。
今回のメディアアートフェスティバルでは、筑波大学から現役の学生をはじめ、教員やOB・OGによる作品が出展されています。
ここでは、その中から一部の作品をご紹介!
会場に入ってまず目に飛び込んでくるのは、筑波大学大学院出身のアートユニット「明和電機」による作品群。
作品を「製品」、ライブを「製品デモンストレーション」と呼び、国内外で幅広く活動している明和電機。
日本おもちゃ大賞2010のハイターゲット・トイ部門で大賞を受賞した「オタマトーン」をはじめ、全8つの作品が展示されています!
さらに、明和電機によるA4の紙とペンだけでできるワークショップ「ナンセンス発想法」やライブ:製品デモンストレーションといった企画も。
続いて出迎えてくれるのは、筑波大学システム情報工学研究科の学生によるコミュニケーションロボット「TalkTorque-2」。
方向を指し示す、体をひねる、言いよどむといった人間らしい動きを取り入れ、注意を誘導。
美術館や博物館で鑑賞の支援を行うミュージアムガイドロボットです。
順路を進むと見えてくるのが大きなドーム。
魚眼レンズを使用し、全天のスクリーンに映像を映し出しています。
約12分の宇宙空間をぜひお楽しみ下さい。
次はより芸術性の強い作品が並ぶ一角。
つくば大学芸術系助教の村上さんによる作品「Fly me to the Earth」。
内部に映像装置があり、のぞきながら動かすことで360°の仮想世界を体験できます。
また、国際宇宙ステーション(ISS)で実施された宇宙芸術プロジェクト。
そこで生まれた無重力による光と水の作品「Space Art」も展示。
宇宙飛行士の若田光一さんらが実際に行ったプロジェクトの様子も映像で紹介されています。
会場中ほどには、主に映像やプロジェクションマッピングによる作品が。
個人的に気になったのは「しょうもないコーラス」。
ついつい見てしまう、癖になる感覚が…。
今度は、体験することでより作品を楽しめるスペースへ。
「Torus Treadmill」は、現実世界の動きとバーチャル空間の動きが連動する作品。
ベルトコンベア上を実際に歩くことで、目の前に映し出されたバーチャル空間でも同じように歩行。
前後左右自在に歩き回れます。
私も体験しましたが、現実とほとんど遜色ない感覚!
ちなみに、映し出されるバーチャル空間のモデルは横浜の中華街。
「Feel Through」は、実際には触れていないのにあたかも触れているような体験が可能。
形や細かい凹凸も体験できる作品です。
「beacon」は電子楽器。赤い色のセンサーに触れると音が出るのですが、場所や距離によって音階・音程が変わるんです!
中には音を出すまいとジャンプする人も。
こちら、コンピュータを用いた計算で作り出された折り紙の作品。
なんと1枚の紙でできています!驚きを隠せません。
いくつか作品について述べてきましたが、ここでは紹介しきれない作品もまだまだあります。
最先端の科学、そして表現の世界に触れてみませんか。
「メディアアート」の魅力をぜひお楽しみ下さい!
会期:3月14日(土)~3月22日(日) 9:30~17:00(最終日は~14:00)
会場:茨城県つくば美術館(つくば市吾妻2丁目8)
入場料:無料
お問い合わせ:つくば市国際・文化課
TEL:029-883-1111(内線2310、2311)
また、茨城県つくば美術館近くにはつくばエキスポセンターがあります。
こちらでは、最新の科学技術による体験型の展示を常設。
H-Ⅱロケット実物大模型が目印!併せてお楽しみ下さい!
つくばエキスポセンター
http://database.ibarakiguide.jp/db_kanko/?detail&id=0800000000113