ただいま開催中!日本で最も珍しい世界中の野生ランコレクション!つくば蘭展!!


投稿日:2015年03月17日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは、観光いばらき編集部です!!

今週末22日まで開催中のつくば蘭展へ行ってきました。

つくば蘭展|筑波実験植物園_20150123

植物多様性を知る・守る・伝える筑波実験植物園は国立科学博物館のひとつの研究機関として、一般公開している実験植物園と非公開の標本庫からなる施設です。
特に標本庫には150万点を超える標本を収蔵されており、世界中の科学者の研究に活用されています。

また、筑波実験植物園には7,000種類を超える植物が保存栽培。中でもラン科の植物は3,000種類!!

単子葉植物の中でも特に種類の多いラン科だけあり、ここ筑波実験植物園でも数多くの種類が栽培されています。

そんな筑波実験植物園で、この企画展のために開花時期を厳選した約500種類のランが展示さてれいます。

 

筑波実験植物園の企画展の中でも特に人気の蘭展。

約14 万㎡の園内の中で会場となっているのは熱帯資源植物温室と多目的温室、研修展示館の3会場。ここで、3つの大きな企画といくつかの関連企画が用意されています!!

 

その内、洋蘭好きが1番目を引くのは第一会場で開催されている「つくば洋蘭会&水戸市植物公園蘭科協会作品展」♪

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この温室にはつくば洋蘭会と水戸植物公園蘭科協会の会員の皆さんが育てた、約300種類の洋蘭が展示されています。

中には、栽培技術に優れ、かつ花の色味が濃く大きく、珍しい品種が多く出品されています。

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特に、このつくば蘭展を開催するに当たりボランティアで協力しているつくば洋蘭会の皆さんの美しく咲いた作品には、そのできばえを評したリボンが添えられています。
鑑賞するときの参考になさってください!!

会場のボランティアとしても協力しているつくば洋蘭会は会員約80名、1996年に発足したランを愛するアマチュア栽培家の皆さんの集まりです♪

第一会場にはそんなつくば洋蘭会の方が洋蘭の育て方など、簡単な説明をしてくれるブースもありますので興味のある方は是非足を運ばれては!?

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さて、次はこのつくば蘭展のメイン会場となる第二会場です!!
世界有数の野生ランの保全施設である筑波実験植物園が有する「つくばコレクション」の中から、会期中に美しく咲いた花を中心に系統保存された野生ラン200点が公開されています。

中には、日本国内ではここでしか鑑賞することができない珍しい種や新種発表に使用された実物のランも!!

そんな中、今回の蘭展でメインとなっているのはこのデンドロビウム・トランキミアヌム!

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この種が2004年に発表された、まさにその株がコレです!!

発表をしたのは筑波実験植物園で研究員をなさっている遊川知久さん。

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そんな遊川さんにこの第二会場でぜひとも見て欲しいランをふたつ選んで頂きました!!

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ひとつは左のミルメコフィラ・ティビキニス!!
手前の美しい花の奥にあるのが本体です。
樹の上で生育し、茎の中は空洞で蟻を住まわせて外敵から身を守っているのだとか!!
そして、もうひとつは写真右側のメガスティリス・グランドゥロサ。

オーストラリアの北東部に位置する島・ニューカレドニアの固有種です。

18年ほど前に調査隊が現地から持ち帰ってきた種で、緑色に見えるのが花!!

自生地以外でこのランが鑑賞できるのは世界的にみてもとても貴重なのだとか♪

他にも数少ない貴重な野生ランが一度に鑑賞できるのはまさに日本全国探してもここだけの特別な体験!!

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観賞用のランにはない野生種ならではの美しさはまさに感動!!

この企画展を見逃すなんてもったいないかもしれません♪

また、第三会場では小笠原諸島の自然とランをテーマにした写真展を開催。

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世界自然遺産に登録された小笠原諸島を保護する東京都レンジャー協力の下、とっても貴重な写真を楽しむことができます。

ひと口に小笠原諸島といっても、生息地も違えば開花時期も違う固有種8種を含む、18種類のランの姿を見ることができる世界で初めての展示です。

 

さて、週末の来場も良いのですが、個人的にはぜひ平日の来場をおすすめします!!
なぜなら、この蘭展で個人的に一番注目したい企画が平日限定で開催されているからです♪

それが、筑波実験植物園が誇るラン男子によるコンシェルジュサービス「オーキッド・ホスト」。

これだけ多くのランにも、それぞれにストーリーがあり、自然を生き抜く戦略や形状があったりします。

そんなストーリーを熱く語ってくれるのが研究員や栽培担当者からなるラン男子です!!

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この日担当してくれたのは研究担当の谷亀高広さん!!

第二会場でその熱弁をふるってくれましたが、谷亀さんが最もヒートアップしたのは第3会場2Fの小さな企画「ビー・オーキッド」の展示でした♪

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花を蜂に擬態しておびきよせ、花粉を蜂に付着させ、他の花に受粉をうながすという戦略をとるビー・オーキッド!!
特にヨーロッパに生息するオフリスというグループのランがとる生態的戦略を熱く語る谷亀さん!!
これだけのオフリスが集まって展示されているのも、日本広しといえどもここ筑波実験植物園だけ♪

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ベルベットのようなモフモフしたオフリスの花の毛の生える方向や、蜂をおびきよせるフェロモンはこのランが発する話など、その情熱はさすが研究員!!

ちなみに、さきほど登場してくれた遊川さんもラン男子として登場予定♪

平日14時からがおすすめです!!

 

きれいなだけでなく、植物の多様性やそのストーリーまで楽しめるつくば蘭展!!

おすすめです!!

 

国立科学博物館 筑波実験植物園

029-851-5159

茨城県つくば市天久保4-1-1

入園料(一般)310円/(高校生以下・65歳以上)無料

9:00~16:30 ※最終入館は16:00

ホームページ

 

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