こんにちは!観光いばらき編集部の佐藤です。
茨城県内各地ですでに桜の見頃を迎えているところが多数!
さくら*いばらき2015では、桜の開花状況や名所、イベント情報をお届けしています。
先週末の4月4日・5日はあいにくの天気でしたが、お花見を楽しんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も4日に神栖市の神之池緑地公園、5日に日立市の平和通りの桜を見てきました!
天気がよければもっときれいなんだろうな…と少し残念な気持ちになりつつも、やはり桜は心惹かれるものがあります。
そんな春爛漫の中、4月11日(土)~4月19日(日)に日本花の会・結城農場で桜見本園の一般公開を行います!
国内外から収集した珍しい桜が咲き誇る様子を見ることができるチャンス!
【日本花の会とは】
1962年4月に設立。
桜の苗木を国内外に寄贈する「桜の名所づくり」をはじめ、「花のまちづくり」や技術指導、桜の再生・保全などを手掛ける「花と緑の調査・研究」といった活動を行っています。
桜見本園では、桜の品種を系統ごとに分けて展示・保存。
大きく分けて3つの区域に分類されます。
一つ目は、およそ13,000坪の園内に約350種の桜を展示・保存する「品種見本園」。
日本各地だけでなく、欧米や東アジアなどからも桜を収集しています!
二つ目は、桜の品種を組み合わせた植え方のモデルを提案しているモデルガーデン。
10品種の八重桜が立ち並ぶ「十色桜の並木」、開花時期の異なる桜を組合せ、池の周辺に植栽した「憩いの広場」、さらに枝垂れ桜と八重桜が楽しめる「彩りの広場」があります。
三つ目は、苗生産施設と苗木生産圃場。
ここで育成された苗木は全国に出荷され、3年後に花を咲かせ始めます。
現在まで、国内外に配布した累計本数はなんと220万本に達するのだとか!
期間中は見学も可能です。
さて、簡単に結城農場の説明をしてきました。
ここで、桜見本園で保存されている品種の内、特に珍しい品種のごく一部をご紹介します。
御衣黄(ギョイコウ)
黄緑色の花が大きな特徴。その花色から、古くから栽培されていたと考えられています。
松月(ショウゲツ)
淡い紅色で大輪の花が咲きます。もともと東京の荒川堤で栽培されていた品種。
須磨浦普賢象(スマウラフゲンゾウ)
神戸市の須磨浦公園に植えられていた普賢象の突然変異種。黄緑色の花色が特徴。
駿河台匂(スルガダイニオイ)
白い花が咲くこの品種。名前にも表れている通り、芳香が非常に強いのが特徴的です。
梅護寺数珠掛桜(バイゴジジュズカケザクラ)
国の天然記念物。親鸞上人の逸話があり、数珠のように花が繋がって咲く様子から名づけられたとか。
ここまで5種紹介してきましたが、実は日本花の会ホームページには、桜図鑑というコーナーが。
380種もの桜に関する桜の形や色、特徴を一覧で掲載しています!
あらかじめ予習していくのもいいかもしれませんね。
また、日本花の会では「舞姫」という新品種も作っています。
まだまだ茨城で桜をお楽しみ下さい!
【桜見本園一般公開】
公開期間:4月11日(土)~4月19日(日)
公開時間:10:00~15:30
場所:茨城県結城市田間2217
入場料・駐車料:無料 ※駐車スペースに限りがあるので、団体で来園する際は事前に申込みを。
問い合わせ:公益財団法人日本花の会結城農場
Mail:hananokai@hananokai-yuuki.jp
ホームページ:http://www.hananokai.or.jp/
※掲載写真はすべて(公財)日本花の会の提供
一般公開期間以外でも見学は可能ですが、桜の維持管理作業のため見学に支障が出る場合があります。ご注意下さい。
また、4月12日(日)まで結城市の城址歴史公園で結城さくらまつりが開催中!
期間中はボンボリも設置し、150本のソメイヨシノが楽しめます。
一番の見頃は過ぎてしまうかもしれませんが、併せてお楽しみ下さい!