こんにちは!観光いばらき編集部の根本です。
第1回からご紹介し続けてきた、常陸太田市のイベント
「常陸太田ファーム&キッチン」の第7弾が間もなく開催されると聞いて!
今回も試食会へお邪魔してきました。
平成25年からスタートし、これまで
・ぶどう ・おこめ ・いちご ・なし ・かぼちゃ ・あずき
と、市内の農作物をお題に、市内の料理人が創意工夫を凝らしたメニューを作り、期間限定で提供してきました。
生産者「ファーム」と、料理人「キッチン」が手を結び、市産品の新たな魅力を生み出す!
そんな、活気に溢れた取り組みなんです。
さて、今回のお題は、夏野菜の代表格・トマト。
トマトといえば、わたしたちにも馴染み深い野菜ですね。
そんなトマトがメインなら、メニューも作りやすいのでは・・・?
ところが、そうはいかないのがこのファーム&キッチンです。
料理人の皆さんに、今回のメニュー開発はどうだったかと聞いてみたところ、
みなさん口を揃えて「いや~、一番難しかったかもしれませんね!」とのお答えが返ってきました。
過去に開催されたファーム&キッチンのレポートを見て頂ければ、察して頂けるのですが、
このイベントで提供されるメニューは、どれも創意工夫に溢れた、一筋縄ではいかないものばかり!
皆さん、メジャーどころを外して、ほかにはない自分の店だけのオリジナリティを目指して作っていらっしゃいます。
各店それぞれが仲間として、毎回切磋琢磨して、回を追うごとにレベルアップしているのです。
だから、わたしも毎回どんなグルメに出会えるのか楽しみにしています♪
その中で、東一町・鯨が丘商店街にある菓子処「宝月堂」さんの、今回のメニューはこちら。
常陸太田産トマトのクリームチーズ・デセール です!
トマトはクリームチーズとの相性がとても良いので、それを組み合わせたひんやりスイーツを。
普段、菓子に使うのはデンマーク産のクリームチーズなのですが、それだとチーズの風味が重くなりすぎてしまうので、
トマトとの相性を考えて、さっぱり目のフランス産を使っているとのこと。
また、トマトといえばバジルなどとの相性が良いのは皆さんご存知ですが、あえて「松の実」をアクセントに使ったのもポイントです。なるほど!
間にスポンジの層を挟み、上層にはフレッシュトマトのジュレが。
下層にもトマトのカットを入れ、全体にトマトの風味を活かしたスイーツを完成させました!
今回使用した品種「桃太郎」は、酸味と甘味のバランスがとても良いので、
それを殺さずに、また必要以上に手を加えずに、組み合わせの技を駆使した逸品です。
お店と、生産者さんとの距離が近いのもこのフェスの魅力。
朝摘みのトマトを直接お店に取りに行き、新鮮なトマトを使えるんです。
ですが、「トマトは摘んだ直後は独特の青臭さが強いので、お菓子に使うには一日置いて香りを落ち着かせています」と、宝月堂さん。
ひと手間もふた手間もかけた、自信作はわたしもおすすめです!
生産者の皆さんも、グルメに舌鼓。
常陸太田市三才町のトマト生産者・川崎さんは「自分の育てたトマトがこんな風に変身するなんて、びっくりしました!」と話していました。
こちらは、市内の若い生産者が集まって結成している「4Hクラブ」のメンバー。
これまでも、ぶどうやおこめ、なし、いちごなどを提供してきたファームの皆さんです。
常陸太田ファーム&キッチン「とまとフェス.」は、
2015年6月19日(金)~7月5日(日)まで、常陸太田市内で開催されます。
今回の参加店舗は11軒、生産者が2軒です。
参加店や生産者について、詳しい情報はファーム&キッチンのホームページ
でチェックしてください!
とまとのあとも、季節の市産食材を使ったフェスを企画中とのことなので、
これからも乞うご期待です!