皆さんこんにちは!観光いばらき編集部の金澤です。
今回私は、7/1 から笠間日動美術館の企画展示館1階にオープンした「鴨居玲の部屋」に伺いました。
今回の展示には、アトリエに残されていた自画像・人物デッサンなど未完成の作品を中心に、素描・油彩など約90点と、実際に使用していた英国製アンティーク家具18点、そしていつも身の回りにおいていた愛用品などが展示されています。
当日は、オープニングセレモニーが行われ、
茨城県副知事 山口やちゑさん、
笠間日動美術館館長 長谷川徳七さん、
笠間市長 山口伸樹さん によってテープカットが行われました。
それでは早速中へと、ご案内する前に「鴨居玲さん」についてご紹介します。
鴨居玲さんは、1928年石川県に生まれ、金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)で学び、洋画家宮本三郎さんに師事しました。その後、フランス・南米へと渡り、1971年にはスペインのマドリードに渡り、「ドン・キホーテ」で知られるラ・マンチャ地方に滞在します。この時期に、「酔っぱらい」「おばあさん」「廃兵」「教会」などのモチーフを得ます。日本に帰国後は、神戸にアトリエをかまえました。
それでは早速中へ入ってみましょう!
そこには、鴨居さんの代表作はもちろん、大切に使っていた英国製のアンティーク家具や身の回りの愛用品などがたくさん展示されており、中には今回初公開の品々も!
また、作品完成にいたるまでの過程の様子も見ることができます。
鴨居さんは、自画像の画家と称されており、また作品の制作にとても厳しく、一つの作品に対して100枚のデッサンをしたというエピソードがあるとの事。
笠間日動美術館館長 長谷川徳七さんは、「今回の展示は、生前の鴨居玲さんの様子がわかるように再現しました。多くの皆様に知ってただきたい。」とおっしゃっていました。
ぜひ皆さん、鴨居玲さんの世界に浸って下さい!
「鴨居玲の部屋」
笠間日動美術館 企画展示館1階 開催中
笠間市笠間978-4
TEL/0296(72)2160
HP/http://www.nichido-museum.or.jp/