【~11/22(日)】ARCUS Project 2015オープンスタジオ開催中!!(守谷市)


投稿日:2015年11月17日   投稿者:観光いばらき特派員

皆さんこんにちは!観光いばらき編集部の刈谷です!

 

雨降る先週末、守谷市で開催している「アーカスプロジェクト2015いばらきアーティスト・イン・レジデンスプログラム」のオープンスタジオにお邪魔して来ました!

 

会場は学校!なんだか懐かしさでわくわくします・・・

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美術館での鑑賞が完成した作品と出会う体験だとすれば、オープンスタジオは、スタジオを見学し、アーティストの制作活動そのものに触れる体験ができます。

アーティストたちの発見や考えていることを直に覗けるような面白さを体験しにLet’s Go(レッツゴー)!!!

 

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アーカスプロジェクトは、「アートを通して、国籍や世代を超えた様々な交流の機会を提供する」ことを目的に、茨城県を主催に1994年に開始した芸術家支援文化事業のパイオニアです。

これまで世界各国のアーティストたちが活動してきました。

 

詳しいアーカスプロジェクトについての内容はコチラをチェック。

 

今年は過去最多数の国と地域となる世界81カ国・地域より599組の応募の中から審査しました。
審査員はアーカスプロジェクトアドバイザーであり、森美術館館長でもある南條史生さんや東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 准教授の飯田志保子さんといった芸術界の第一線で活躍している方々!(すごいですね・・・!)

 

今年度、選ばれたアーティストはこちらの3人です!!

 

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写真左:南アフリカ出身/Eduardo Cachucho(エドゥアルド・カシューシュ)さん
写真中央:英国出身/Stephanie Bickford-Smith(ステファニー・ビックフォード=スミス)さん
写真右:インドネシア出身/Timoteus Anggawan Kusno(ティモテウス・アンガワン・クスノ)さん

 

 

3人のアーティストは8月18日(火)に来日し、12月5日(土)までの110日間アーティスト・イン・レジデンスプログラムに参加。

そしてこのオープンスタジオで今までの活動を紹介しつつ、来場者との交流からさらに制作活動を発展させていくため日々奮闘しています。

 

ではでは、ひとりずつ活動内容とインタビューで答えてくれたこと

を紹介していきます♪

 

<<エドゥアルド・カシューシュさん>>

エドゥアルドさんは「ちがい」から生まれる新しい文化の可能性に注目。

日本人の学生と日系ブラジル人の学生が同じ言葉や日常の動きを用いたり、また言語を介さずにバナー(のぼりのようなもの)を作るなどのワークショップを行いました。常陸大宮の「西ノ内和紙」でそれぞれが表現する好きなものをイメージするバナーや、ワークショップの中で見える動作の「ちがい」を収めた映像を彼のスタジオで見ることが出来ます。

エドゥアルドさんと共に、育った境遇の異なる同世代の学生たちがどんな文化の「ちがい」に気づかせてくれるのか、「ちがい」からどんな可能性が見つけ出せるのか是非会場で考えてみてください。

 

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エドゥアルドさんは一見寡黙そうな方に見えましたが、よく小さな子に声をかけて、楽しそうにしている姿を見かけました。

そんなエドゥアルドさんに守谷の好きなところは?と聞いたら「とても静かで考えることに集中できるのがよかった。また、自然豊かでサイクリングやジョギングをするのにとても気持ちがよかった」と答えてくれました。(知的ですね!)

さらに「ガーデニングがとても綺麗な家が多くて見ていて楽しかったよ!」と建築の修士号を取得している彼らしい視点から守谷市の良さを語ってくれました。

 

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「文化は言語と動きから生まれるもの」と考えているエドゥアルドさん。

今後は「文化の違うもの同士が交わることで生まれる新しい文化の可能性を示していきたい」と話してくれました。

 

<<ステファニー・ビックフォード=スミスさん>>
ステファニーさんは「日本人になること」に挑戦しました。
見た目ではなく、動作と考え方に注目して日本人になろうとしました。

そのために彼女がしてきた、たくさんの観察と分析、練習の結果の一部が彼女のスタジオで公開されています。会場でステファニーさんのように自分のまわりの人になることに挑戦してみてください。

 

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ステファニーさんはとてもキュートでフレンドリーな方でした。私のはちゃめちゃな英語(?)にもめげずにコミュニケーションを積極的に図ってくれ、彼女の挑戦を体験させてくれました!そんなステファニーさんに守谷の好きなところは?と聞いたら「静かで平和なところでした。あと出会う人々が個性的な方が多く面白かったです」と楽しそうに答えてくれました。

 

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ステファニーさんはもともと人が自国から他国へ移動すること(留学や移民など)に興味があり、環境の変化がどのようにアイデンティティーに影響を及ぼすのかに興味があったそうです。今後は「もっと色んな人に対して、もっと色んなシチュエーションで社会的実験を行っていきたい」と語ってくれました。

 

 

<<ティモテウス・アンガワン・クスノさん>>
アンガーさんは「守谷やそのまわりに住んでいる人たちから、物語、記憶、秘密の質問を集める」ことに挑戦。

スタジオ内に仮設した「Lost and Found and Lost and What Department(失くして見つけて失くしてそれからどうなる課)[以下:LFLW]」には、アンガーさんが滞在中に収集した個人史の集積で出来ています。

あなたはこの場所で何に惹かれ、何を思うでしょうか。アンガーさんと共に「どのように人々が物事を憶えているのか、そしてどのように忘れ、思い出しているのか」について考えてみてください。

 

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アンガーさんはとてもユニークで、笑顔が似合う陽気な方でした。来場者からの質問に「いい質問だね!」と笑顔で答える姿を目にしたり、夕方から「ロスト アンド ファウンド&ロスト アンド カラオケクラブ」を開催したり。

そんなアンガーさんに守谷市の好きなところは?と聞いたら「プロジェクトで関わった人達が私の活動に対し、とても協力的で好奇心旺盛なところ」と笑顔で答えてくれました。また、彼のLFLWに集められた物語・記憶について「どれも全てが美しくて、私にとって大切なストーリーなんだ!」と語ってくれました。

 

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今後は「母国のインドネシアや、マレーシア、フィリピンでこの活動をどんどん進化させていきたい。来年実行します!」と活動熱心なアンガーさんでした!

 

3人のアーティストについてもっと詳しく知りたい方はコチラをチェック。

 

 

私が実際にオープンスタジオに行って感じたことは、今まで自分が思っていたアートの概念に革命が起きた!ということ。

「アートは絵を描いたり、彫刻をつくったりすることだけじゃないんだ・・・アートってなんだろう」と疑問が深まる体験でした。(現代アートって面白い!)

 

また、アーティストさん・スタッフさんがとても親切なので、アーカススタジオで様々な人との交流を楽しんでほしい!!と思います。

 

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大人も子どもも、県内の方も県外の方も

世界中のアーティストが登竜門として注目し、日本で最も長く芸術家を支援している茨城の誇るべき取り組みを体験しに「アーカススタジオ」に是非お越しください!

新しい体験が貴方を待っています!

 

22日(日)には、「アーティストパフォーマンス」が開催されるのでお見逃しなく!

時間は14時~14時半。エドゥアルドさんがブラジル滞在中に実施したワークショップシリーズ
「つかむ、歩く、倒れる – segurando, andando, caindo」のパフォーマンスをエスコーラ・オプション(常総市)、取手松陽高校(取手市)の学生有志とともに披露します♪

 

また、アートつながりのお話を少し。

来年の秋に県北地域で「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」が開催予定!

過去にアーカスプロジェクトで活動したアーティストも参加する予定です。

こちらも来年に向けて要チェックです!