こんにちは、観光いばらき編集部です。
昨日、2/3は節分でしたね。毎年の暦の上で、冬と春の季「節」を「分」ける日です。
そして、今日2/4は立春!暦の上では、今日から春が始まりました!
とはいえ、まだまだ冷え込みは続きそうですので、みなさま体調管理には十分にお気をつけ下さいね。
さて、今回は春を代表するイベントを紹介したいと思います!
女の子の健やかな成長を願う「ひなまつり」です。
茨城県内では、桜川市真壁地区をはじめ各所で個性豊かなひなまつりイベントが開催されています。
観光いばらきでも、そんな県内のひなまつりをずらりと紹介しています!
http://www.ibarakiguide.jp/seasons/hina.html
その中から、今回は常総市・坂野家住宅で2/2からはじまった「お雛様 in 坂野家住宅」に行ってきました。
坂野家住宅は、その名前の通り、この地域に約500年ほど前に土着した惣名主的存在の坂野さんの住居でした。
坂野家住宅の原型は、およそ300年前・・・江戸時代中期頃には建てられていたそうです!
重厚なたたずまいの主屋と、本来であれば農家にはなく武家屋敷に設けられる表門(薬医門)の姿からは、坂野家が格式高く、また裕福な豪農だったことが伺えます。

坂野家住宅・表門(薬医門)

坂野家住宅・主屋全景
ちなみに、主屋と表門は、国の重要文化財に指定されています!
坂野家住宅はドラマや映画、CMなどのロケにも多数使われているので、
もしかしたら皆さんも、見覚えがあるかもしれませんね。
そんな坂野家住宅で、ひな飾りをはじめたのは6年ほど前。
普段、坂野家では特別な企画展などをすることはあまりないそうなのですが、
近隣の方で、飾らなくなったひな飾りがあってもったいないね、という話が出たところからはじまって、
「せっかくあるのだから飾ってみようか」とスタートしたのだとか。
年を重ねるごとに地元の有志の方から集まったひな飾りは12組!
それらが、坂野家住宅の主屋にずらりと飾られています。
国の重要文化財にもなっている趣きあるお宅の雰囲気に、ひな飾りはとてもマッチしていました。
立派なひな飾りはどれもきれいで、大切に保存されていたのが見ていてもわかります。
一番古いものは、なんと昭和19年のひな人形!
元村長さんのお宅にあったものだそうです。
昭和19年と言えば、終戦の前年。戦火を逃れて、大切に保管されたひな人形です。
また、中には坂野家住宅の館長、堀込さんのご自宅にあったひな人形も飾られています♪
皆さんも足を運んでみて、館長さんにぜひ実際にお話を伺ってみてくださいね。
また、駐車場から主屋までの間には、梅が咲き始めていました!
坂野家住宅へ、ぜひ春を感じにお出かけしてみてはいかがでしょうか♪
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【お雛様 in 坂野家住宅】
水海道風土博物館 坂野家住宅
平成28年2月2日~3月6日開催
住所:常総市大生郷2037
入館時間:9:00~16:00
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
入館料:一般300円、小中高生100円、65歳以下無料
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詳しくは、観光いばらき「いばらきdeひなまつり」をご覧下さい