「第2回おもてなし県民大会」
~「おもてなし日本一」をめざして!!~
に行ってきました♪
投稿日:2016年07月4日 投稿者:観光いばらき特派員
みなさん、こんにちは!観光いばらき編集部です。
今回で2回目の開催になる、「おもてなし県民大会」のリポートをします。
夏晴れのもと、常陸太田市民交流センター(パルティホール)で行われました。
ここのパルティホールとはパル(仲間・友だち)+シティ(まち)で「仲間の集うまち」という意味をもっています。―人と人が出会い、集い、さまざまな文化に触れて、心と心が結びつく。今まで気づかなかった新たな生活の広がりと、街の新しい表情を創っていくという願いが込められています。
まさしく、今大会の趣旨にピッタリの場所です。
さあ、早速中へ入ってみましょう。
受付ロビーも老若男女でにぎあっています。
常陸太田ご当地特選お中元コーナーもありました。
まだ開演前の状態なのにも関わらず席はほぼ満席状態です。みなさんの茨城の観光に対する関心の高さが見てとれます。
開幕の前に、いばらきショートフィルム大賞の上映会がありました。
茨城県は、皆様ご存知の通り、全国魅力度人気度ランキングでは、残念ながら最下位。しかし、実際に茨城県には観光スポット・伝統工芸品・美味しい食べ物などなど、魅力がいっぱいあふれているにもかかわらず、このような認知を県外からはされてしまっています。では、何をすれば茨城県の良さを知ってもらえるのか?と言うことで、
いよいよ開幕です。
まずは橋本昌知事の挨拶。
「この大会を盛り上げて、茨城県観光の推進を図っていくこと」の抱負を話しました。
県議会副議長、川津隆さんの挨拶
「観光客を県・民がまごころのこもった笑顔と挨拶で暖かく迎え一体となって、おもてなし1位をめざす」と話していました。
常陸太田市長の大久保太一さんの挨拶
豊かな観光資源に恵まれた茨城県。「県民ひとりひとりが、おもてなしの心を持って観光客に接し、また来たいと思ってもらえるようになれば嬉しい」と話されていました。
関係者挨拶のあとは、いばらき城観光マイスターS級認定式が行われました。
さて、いばらき観光マイスターとはいったい?
ごく簡単に説明すると、昨年より県が創設した制度になり、観光に関する十分な知識をもつ人で、筆記試験を合格された方が「観光マイスター」と呼ばれます。そこからさらに十分な接遇スキルをかね備えた人で面接試験を合格された方が「観光マイスターS級」と認定される制度です。
現在は観光マイスターは282人、S級は47名がいます。
授賞式の様子。
茨城を愛する有志。未来に希望の光が見え、ワクワクしてきます。
認定式の後は、基調講演がありました。
中央タクシー株式会社 宇都宮 恒久氏
「お客様が感動、社員が躍動する組織づくり」について、大変貴重なお話をされてました。
つぎに、事例発表として
大子清流高校による外国人観光客に対し, 英語で観光案内を行った成果発表です。
袋田の滝を外国人に英語で案内をするために、どのようなポイントがあるのかを探っていきます。
自分達の観点から基本情報を集めたり、見所を押さえ、記念になるお土産や食べ物などこれを見れば全てが分かる内容に仕上がった内容になっていました。
また、実際にどのような説明をしていたのかを実演してくれました。かなりネイティブな発音で、開場の度肝を抜いていました。
まとめもしっかりしています。感心に尽きるの一言。
2つ目は、金砂郷小学校による、地元の名産品「常陸秋そば」についての学習内容等の発表です。
まずは、常陸太田の魅力を伝える為に、パソコンをつかって調べ物をしたり、じかに取材にいき、聞き取り調査をし、題材を探します。
そこで一つのテーマが浮上します。「常陸秋そば」です。
常陸秋そばの歴史にふれ、、地形・土・昼夜の寒暖差など、大人顔負けの研究過程が映像に映し出されます。
そこから実際に蕎麦屋に行った体験を身振り手振りで演じ、客席を魅了していました。
やはり一生懸命って、心を打ちますね♪
3つめは観光マイスターS級認定者による事例発表です。
代表して3名が発表してくれました。
皆さん、さすがマイスターS級の方々。堂々として笑いも誘ったり、なるほど!ってうなずける情報を挟んできたりするので、目が離せませんでした。
日立のまち案内人(観光ボランティア)
疋田 節子さん
日立電鉄交通サービス株式会社
黒田 妙子さん
里山ホテル ときわ路
堀田 誉さん
あっという間に大会もおわり、見ごたえがあって、今後の茨城観光がワクワク出来るような期待が胸膨らむ内容でした。
大会終了後は、S級に認定された方々で自己紹介とグループミーティングが行われました。
そんな中、観光マイスターS級の方々に話を聞いてみました。
里山ホテル ときわ路
堀田 誉さん
現在ホテル勤務なので仕事上、茨城の魅力をもっとうまくPRできたらと思いS級に挑戦しました。これからは地域を限定するのではなく、茨城全土、それぞれ各地の魅力を学んでいき、もっと幅広い方々に伝えていければと思っています。また、みなさんからも茨城のいいところをいっぱい聞きながら共に歩んで行ければ嬉しいです。
フリーアナウンサー 大澤幸子さん
水戸の梅大使や、観光大使を経験させていただいた中で、茨城のすばらしい魅力が県外にはまだまだ伝わっていないと感じていました。ただ人気が無いのではなく、知られていないところが多いだけなので、もっと広く発信していきたいと言う思いからS級にチャレンジしました。メディアの力も重要に感じているのでそういうところからもどんどん魅力を発信したいと思っています。
「茨城県総マイスター化」になればいいですね♪
日立・太田尻海岸 うのしまヴィラ
原田 実能さん
まずこう言う制度があるって知ったとき、「これって(S級)面白そうだねっ」て思ったんです。昔から良いところが満載の茨城を自慢したかったのもあって、ダメもとで勉強しました。ただ、調べだすと、これが楽しくてしかたなくなってしまって♪これからは自信を持って元気にPRして行きたいと思っています。観光マイスターがドンドン増えていく起爆剤となれればいいですね!!
日立のまち案内人(観光ボランティア)
疋田 節子さん
まちの案内人をしていて、もっとおもてなしについて勉強したいと思ってました。そんな時、「おもてなし講座」が開催されることを知り、受講したらものすごくためになりました。そこでちゃんとそれが身についたのかと確認したかったのでS級にもチャレンジしようと思ったんです。夢は、自分達のオリジナルな観光ツアーをやってみたいですね♪そこで茨城ファンをもっともっと多く増やしていきたいと思ってます。
株式会社長寿荘 テラスイン勝田 米寿
赤塚 武彦さん
初めは会社からの勧めでS級に挑戦してみました。接客業の仕事をする上で「おもてなし」は非常に重要な部分で、通じるものがあったため自然と溶け込めたような気がします。ただ、勉強していくうちに欲が出てきて、こうなったら茨城県の魅力度ランキングをどんどん上げられるようにがんばって行きたいという情熱が燃えてきました。皆で力を合わせ、茨城に来ていただいた方に、やさしく親切な対応で、来てよかった、また行こうと思ってもらえるところにしていければ最高ですね♪
主婦
松山 京子さん
今回S級を受けたのは、子供達に「ママ、やってみなよ!」って背中を押してもらったことがきっかけです。娘達が、さまざまなことにがんばってる姿をみて、私も何かを頑張ろうって思いました。
私が思うところは、例えば子供のころから「大好き」という気持ちがあったら、大人になっても覚えていたり、そのまま好きだったりすることが多いと思うんです。なので、子供達に茨城のいいところや楽しい事を体験させられれば膨らんで帰ってくるのではないかなって♪そういう観点から、おもてなしを伝えていければ素敵だと思います。
大洗 大洗鷗松亭
梶原 祥子さん
茨城に来てまだ2年目ですが茨城の魅力にとりこになってしまいました。仕事柄、もっとおもてなしの心を勉強したいと思ってS級を目指してみようと思ったのがきっかけです。同僚と一緒に茨城について勉強して励みにもなり、また、ますます茨城が好きになりました。こういう機会のおかげで、今まで知らなかったことが分かったりしたので、身構えず、参考書も旅行ガイドブックとして見ていけば、楽しみながらマイスターを目指せると思います。
これだけの頼もしい人々が集まる茨城県。しかも観光マイスターは職業も色々で、本当に県と民が近いところにあり、一つの目標にむかって楽しいことが出来るのがギュッとつまったおもてなし県民大会でした。