こんにちは、観光いばらき編集部です。
夏と言えば海!しかし、湖も熱い!!と言うことで、
「かすみがうら市観光帆引き船見学」をレポート致します。
帆引き船とは、折本良平氏が考案し、明治十三年、霞ヶ浦に姿をあらわします。
この船を使い、引き網漁を行うと言う画期的な漁法を用いました。
海中に「そで網」を沈め、霞ヶ浦の風を帆いっぱいに受け、網を引っ張りながら移動しワカサギやシラウオを狙って昭和40年代まで捕ってきました。
しかし、トロール船によって世代交代が起こり、姿を消します。
さて、お勉強はこれくらいて早速見学へ!
おっとその前に、観光帆引き船を見学するには事前の予約が必要になります。
かすみがうら市観光協会 029-897-1111
に連絡して予約を行ってくださいね♪
では、予約を済ませた後、当日は受付があります。
場所は歩崎公園内の奥にある
↓この場所、かすみがうら市生産物直売所で行っております。
受付表に必要事項を記入後、
大人2,000円 小人1,000の料金を支払ったら、
じゃじゃ~ん!!ライフジャケット♪が渡されます。
これを装着したら、テンションもますます上がってきます♪
そこから移動し船着場へ。
着いたら今回乗り込む漁船に誘導されました。
えっ!漁船?・・・帆引き船に直接乗らないの!?
その理由は、見学すればすぐに分かります。
素人が帆引き船に乗るなんてとんでもない荒業です。危険すぎます!!
この日は台風が上陸する1日前で、風も強く、波もあると言う説明をうけましたが、
遠めから湖を見ていても、「いや~楽勝でしょう~♪」と思った私が浅はかでした。
出航してすぐは穏やかな湖が、岸から離れるにつれけっこうな波が出てきます。
それにつけて船長もMAXスピードで快走!!顔に水しぶきがかかりまくりです。
一緒に乗船したマダム達も揺れる船に歓声を上げて、まるで遊園地の乗り物に乗ってるようでした♪
沖合いに着いたところで、いよいよ帆引き船は準備に取り掛かります。
まずはそで網を仕掛けます。
ようやく帆を張ります。
これは熟練した技術が必要で、非常に危険を伴います。
先ほども言いましたが、風が強くて残念ながら半分の高さまでしか帆が張れません。
しかしながらこのド迫力!!
ゴーストバスターズのマシュマロマン並みのでかさっっ!!
海の男ってやっぱりカッコいいですね!かなり揺れているのに余裕です!!
この時、ただのデモンストレーションだけかと思いきや、港についたら・・・
とれてる!
すごーい!!網をしかけてからだと30分足らずの時間だったのに大漁です。
本物の漁もみれて感動しました♪
最後に、本日担当していただいた、かすみがうら市観光協会の池澤さんにお話をうかがいました。
「帆引き船操業は、霞ヶ浦漁業の歴史を知る上で極めて重要な文化遺産なので、
皆さんに知っていただきたいと思っています。
湖に真っ白い帆を掲げた勇姿を見て、
普段では体験できないことを是非お楽しみ下さい。」
と話していただきました。
この壮大で、昔の人々の偉大さを感じることのできる観光帆引き船見学は、
2016年11月27日までの毎週日曜日に操業されています。
お問い合わせ先
かすみがうら市観光商工課
029-897-1111
かすみがうら市観光協会HP
http://www.city.kasumigaura.ibaraki.jp/hobiki/