国指定重要文化財!日本初の本格的ワイン醸造場シャトーカミヤ


投稿日:2016年08月30日   投稿者:観光いばらき特派員

こんにちは、観光いばらき編集部です。

今回、このブログでご紹介するのは「牛久市」にある施設です!

皆さん、牛久市といえば何を思い浮かべますか?

日本一の大きさを誇る牛久大仏!

かっぱ伝説が残る牛久沼!

そして・・・シャトーカミヤです♪

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シャトーカミヤというと、「ワイン」を思い浮かべられる方も多いと思います。

そう、ここは明治36年に神谷傳兵衛(かみやでんべえ)によって創設された

日本初の本格的ワイン醸造施設です!

国指定重要文化財でもあり、そのたたずまいもとっても素敵なんです。

ですが、残念なことに東日本大震災により損傷を受け、

入って正面の「本館(旧事務室)」と、その奥「神谷傳兵衛記念館(旧醗酵室)」、

そして「レストラン キャノン(旧貯蔵庫)」の三棟は、

長らくの間災害復旧工事が行われていました。

レストラン キャノンは2014年に営業再開。

そして、全ての工事が今年ついに完了し、

三棟ともに復旧した姿を見ることができるようになりました!

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今回、復旧後の施設をシャトーカミヤの木村さんに案内して頂きました。

 

さて、シャトーカミヤを興した神谷傳兵衛さんは、元々は愛知県の出身。

東京・浅草の「神谷バー」をはじめた人物としても知られていますね。

そんな神谷さんが、どうしてここ牛久にシャトーを建てたのでしょうか。

 

シャトーカミヤの成り立ちや歴史、そして神谷さんの足跡については、

この7月から営業再開された「神谷傳兵衛記念館」で紹介されています。

 

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1階の貯蔵庫には、実際にワイン製造に使われていた樽がずらり!!

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約100年も前のものだそう。

当時、こういった巨大なワイン樽を作る技術はまだ日本にはありませんでしたから、

フランスに足を運んで樽を作る技術も学んできたわけです。

 

二階には、様々な資料が展示されています。

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この写真は1911年ごろの、シャトーカミヤとその周辺の様子です。

本館の周りに、ぶどう畑が広がっていますね。

牛久駅からここシャトーカミヤまでトロッコのレールが敷かれ、

ワインが運ばれていったそうです。

「初代神谷傳兵衛がここにシャトーを建てるに至ったのは、

牛久の気候がフランス・ボルドーの気候に似ていたから、と言われています。

神谷傳兵衛の養子・傳蔵がフランスまで足を運び、

ワイン作りの技術を学びながら色々な調査をしてきた結果、

ここだったらぶどうの育成がうまくいくだろうと

選ばれた最適地が牛久だったのです」

と、木村さん。その結果が成功だったことは、上の写真を見れば分かりますね。

 

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傳蔵がフランス研修で得てきた醸造用具や貴重なサンプルなども保管されています。

今のように、環境が揃っていたわけではない中での留学生活は

どれほど大変だったことでしょうか。

そんな中で傳蔵が得てきた知識や技術が、

シャトーカミヤのワイン製造の礎を築いたのです。

 

記念館地下は、ワインの貯蔵庫になっています。

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「この貯蔵庫にある樽の中には、実際にワインが入っていたんですよ」

えっ!そうなんですか!?と驚きました。

シャトーカミヤでは、今でも敷地内で栽培したぶどうを使ってワインを作っています。

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園内でも、栽培されているぶどうを見ることができました♪

シャトーカミヤで作られたこの”メイドイン牛久”のワインは、

シャトーカミヤを出て目の前の駐車場横にある

ワインショップで購入することができるとのこと!

残念ながら今は売り切れですが、

また10月下旬のヌーヴォーの時期になれば入荷されるそうです。

 

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そして今回、特別に「本館」の中も見せてもらえることに!

通常は開放されていない本館内の様子を、皆さんにも写真でご覧頂きたいと思います。

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外観だけでなく、内観にも感動!

二階の大広間(上写真右下)や、来賓の応接間(上写真右上)などなど、

内部の各部屋すみずみ、細部に至るまで、

ため息の出るような素敵な雰囲気です。

ちなみに、大広間には明治時代、実際に

この場所で撮影された写真が飾ってありました。

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写真をよく見てみると、広間に飾ってある額装や絵が同じ!

さらにもうひとつすごいことが・・・。

この写真の中には、かの偉人・板垣退助の姿がありました。

他にも明治時代の重要人物が、ここシャトーカミヤを訪れていた記録があるとか。

 

そしてこの本館には、さらなる驚きが待ち受けていました。

本館を正面から見たときに、アーチの右側・1階にあたる場所へ。

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「どうぞ」と木村さんに案内されて入った部屋は・・・

なんと!和室です!

なるほど、と感動してしまいました。

※シャトーカミヤ本館は通常、一般公開されておりませんが、

今回、内部を特別に案内していただきました。

 

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さて、シャトーカミヤに来たなら、せっかくですのでランチもどうぞ。

国の重要文化財指定を受けている、かつての貯蔵庫を利用した「レストラン キャノン」では

フレンチコースを味わうことが出来ます。

もちろん、美味しいワインや、オリジナルクラフトビールと

一緒に味わうのがオススメです!

 

ちなみに、意外と知られていないようなのですが・・・

シャトーカミヤではクラフトビールも製造しています。

ビールコンクールでメダルを受賞するなど、その美味しさもお墨付き。

中でも、「牛久ホワイト」は、地元・牛久産の小麦を使って作られているんです♪

柔らかな飲み口で、柑橘のような爽やかでジューシーさを感じる、飲みやすい味。

わたしも大好きです。お土産にもオススメ!

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9月24日には、ジャズトランペット奏者の日野皓正さんを呼んでのライブイベント

10月29日、30日には、シャトーカミヤワインまつり など、

多彩なイベントも企画されているシャトーカミヤ。

春の桜や、秋のイチョウ、そして冬にはイルミネーションも!

「地域の皆さんにも愛される、気軽に来ていただける場所でありたいと思っています」

と、木村さんもお話してくださいました。

 

皆さんもぜひ、復旧されたシャトーカミヤに足を運んでみてくださいね!

http://www.ibarakiguide.jp/db-kanko/kamiya.html