こんにちは、観光いばらき編集部の根本です!
前回の原さんに続いて、今回も常陸太田市鯨ケ丘商店街をレポートしたいと思います。
鯨ケ丘商店街は、ぐるりと円を描くようになった通りになっていて、
常陸太田駅から進んで左側の通りが「西町」、右側の通りが「東町」と呼ばれています。
西町側には、梅津会館や旧オーベルジーヌが。
そして、東町側には前回の原さんの制作拠点・旧亀宗のほか、
北澤潤さんの展開する「リビングルーム鯨ケ丘」があります!
ここは、鯨ケ丘にあった旧衣料品店「こうわ」。
芸術祭の開幕よりひと足早く、9月10日からオープンしていたそうです!
真っ白に塗られた室内は、名前の通りまさにリビングルーム。
運営している「店員」さんや、地域の人々が思い思いにくつろいでいました。
「ここは誰でも自由に入ってもらって、自由に過ごしてもらえる場所なんです。
だって、リビングルームですから♪」
と、店員さんに招かれて、私もお邪魔してみました!
店内に置かれているものひとつひとつには、こんな風にメモが貼られています。
日付と、品物についてのコメントが書かれているみたいです。
実はここにあるものは、街なかから集めてきたものだったり、
誰かが持ってきたものだったり。
そして、何かを持ってきたら、ここにあるものどれかと交換することができるのです!
持ってくるものに決まりはありませんが、リビングルームなので
「こんなものがあったら嬉しいな」と求めているものがあるみたいです。
例えば、みんなで遊べるゲーム。くつろげるソファ。音楽で盛り上がれるスピーカー。
集まって食事ができるちゃぶ台などなど・・・
なんと!このプロジェクトを発案した、北澤さんにお会いできました!
実はわたし、北澤さんとお会いしたのは二度目なんです。
昨年末に常陸大宮市で開催された、県北芸術祭のプレイベント・ワークショップでした。
海外で活動されている北澤さんは、数日後には戻られるそうで、
たまたまお会いできて本当にラッキー!
「会期中は来られるかまだわからないですが、
できればまた様子を見に来たいと思っています」
とお話してくださいました。
奥に置かれていたソファに座り「この席、気に入ったなあ~」と話す北澤さん。
リビングルーム全体を見渡せる場所です♪
このリビングルームの面白いところは、日々変化していくこと。
昨日まであったものがなくなって、代わりに別のものが置かれていくのです。
「地域によって特徴が出るんですよ。常陸太田は歴史のある町だから、
歴史を感じるものが多いかもしれないです」
確かに、そうかもしれません!
年代物のオルガンや、年季の入ったカルタなどもありました。
リビングルームの中で、私が気になったものは・・・こちら!
お向かいのラーメン店「昇龍」のご主人が持ってきたお鍋です♪
昇龍のラーメン、個人的にオススメなので、ここへ来たならぜひ立ち寄って頂きたいです!
奥の壁には、鯨ケ丘を中心とした常陸太田市の地図が描かれています。
物の写真がピン留めされている場所は、元の持ち主のお住まい。
中央赤のしるしが、ここリビングルームです。
今はまだ始まったばかりで、鯨ケ丘周辺から持ち寄られたものが多いですが、
このマップもだんだんと変化していくのでしょう。
会期中に、このリビングルームはどんな姿になっていくのでしょうか?
なんだかとっても気になるので、また様子を見に来たいと思います。
そして次に来るときは、「リビングにあったらいいなあ」と思うものを私も持参します!
ちなみに、観光いばらきでは茨城県北芸術祭と一緒に楽しむモデルコースを公開しました♪
http://www.ibarakiguide.jp/seasons/kenpoku-tours.html
常陸太田市コースでは、鯨ケ丘の楽しみ方も提案しています。ぜひ、ご覧下さい!