こんにちは、観光いばらき編集部です!
今回のブログでは、茨城県北芸術祭ダイジェストツアー
「きらめき海コース」をレポートしたいと思います。
日立駅に10時に集合し、一番最初の目的地は日立市郷土博物館です。
日立駅から10分ほどなのですぐ到着!
二階に上がると、何やら石の池のようなものが・・・
イアン・カルロ・ハウシャンさんの「フィールド・クリスタル」という作品だそう。
こちらのクリスタル、砂の上にあるときは、淡い光を放っていますが、手にとってしまうと光は失われてしまいます。皆さん不思議そうに手にとっていまね。作品に触れられるアート作品はなかなかないので興味深い。しかもLEDライト以外、全てリサイクル可能な素材で出来ているんです。最新の技術と自然、維持可能な素材についての新しい可能性とは?
次はティファニー・チュンさんの作品です。
こちらは展示会場全体が作品となっており、移り変わっていく日立市の歴史と社会を表しています。
また、ベトナム戦争後の映像を併置することで、世界とつながっていることを意識させられました。
次に向かったのはパワースポットとして有名な御岩神社。
こちらはなんと188体の神様がいらっしゃるという、なんかもうこれを聞いただけでご利益がありそうな、霊験あらたかな場所です。
杉林の参道を上へ上へと登っていくと、頂上近くに何かきらめいている物が・・・!
森山茜さんの作品です。
やさしく光を反射しながら、ひらひらと頭上はるかに「ある」様子は、
神々しささえ感じます。
皆さん、感嘆の息をもらしていますねぇ。
すぐ隣の拝殿にも作品があるそうなのですが、はて?
どこにあるのか辺りをきょろきょろ探してみると、ありました!
岡村美紀さんの作品です。
ダイナミックに天井に龍が描かれています!
まるで、大昔からそこに描かれていたかのような風格で、参拝者を力強い眼差しで見つめていました。
わたくし、何かこちらの御岩神社にはビンビン感じるものがありまして(気のせい!?)、
思わずお守りを買ってしまいました(笑)
御岩神社を出発する道中ではお弁当が配られ、次の場所まで50分程かかるとの事でしたが、まったく気になりませんでしたね~。
とても上手く時間配分も組まれているのだなぁと、
お弁当に舌鼓を打ちながら関心してしまいました。
実はこの日、朝はけっこう強い雨だったのですが、
ツアー中は見事やみましたヨ!
そんな奇跡の太陽が照らすなか、高浜海岸まで海に向かって歩いていくと、な~んか違和感が・・・。
テトラポッドが、なんか違う!!
ニティパク・サムセンさんの作品で、カラフルなビニール素材で出来ているんですって!
隣の砂浜にある、まるで砂の上に空が落ちてきたかのような作品はイリヤ&エミリア・カバコフさんのもの。
砂浜の上にポンと青空がある様子は、まるで物語の世界のよう!
少し遠目で鑑賞すると
作品、海、空の青色を見比べる楽しさもあると思います。
また、会場が海岸ということもあり、皆さん海辺まで行って写真を撮ったり楽しんでいらっしゃいました♪
高戸海岸からほんの10分ほどで、
次の会場である「穂積家住宅」に到着です。
穂積家住宅は江戸時代の豪農の邸宅として建てられた、茨城県指定文化財として有名です。
まずは庭園を散策してみると、
なにやら不思議な形状のものが光り輝いています。
伊藤公象さんの「多軟面体」と呼ばれる陶造形で、光の強さや角度によって様々な表情を見せてくれます。
あら、こんなところにも!
穂積家住宅の二階に上がると、ちょっとおどろおどろしい空間が・・・。
まるで何かの儀式に使うような展示物がズラリ!
世界の神話や民話の要素に深い関心を寄せるサンドリーヌ・ルケさんが、県北地域をまわって入手した様々なものを通して
この土地ならではの「部屋」を作り上げたそうですよ!
そのすぐ下の展示スペースは、なんと真っ暗!
よく目を凝らすと、一輪の花が小山の上に咲いていました。
こちらの花は上野雄次さんの作品で、なんと3Dプリンターで出力されたものなんです。
伝統的な穂積家住宅と、最先端科学が融合した「いけばな」のような作品です。
ちなみに住宅の一階は、ただいま期間限定レストラン
「萩の茶屋」としてオープンしています!
常陸牛を中心として、茨城県が誇る美味しいお肉を贅沢に
美味しく調理した料理がずらりと並びます。
特に注目なのは、この茨城県北芸術祭のために用意された
『県北アート限定プレート』なので、作品鑑賞後に
ぜひ立ち寄ってみたいですね。
また、今年は青山にレストランを持つ
≪HATAKE AOYAMA≫オーナーシェフ
神保佳永氏プロデュースの花貫フルーツほおずきの
特別スイーツが提供されますよ。
穂積家はまだまだ続きます。こちらは敷地内にある農具小屋。
入り口からもチラチラみえる針金らしきものは一体?
天井から金属製の紐がカーテンのように垂れ下がっています!
最初はなんだか形がグネグネしているだけかと思いきや、よく見ると・・・!
顔がある~~~!!
スマイルちゃんを見つけて、思わずこちらもにっこり♪ご家族で来られた方は、お子さんと一緒に顔を探してみると面白いでしょう。
バスに乗り込む前に、
添乗員さんおすすめのアイスがあるということでこちらのお店に。
その名も「ほおずきアイス」!ほおずきって、
人生で食べた記憶が無いに等しいのですが(汗)
こちら、穂積家のある高萩市は「フルーツほおずき」で有名なんですって!
気になるアイスの味は、チーズケーキの様でもあるのですが、全くしつこくなく爽やか。ほおずきのプチプチ種が入っていてクセになりそう☆どんな色・形なのかは、実際に食べて確かめてみてくださいね☆
次に向かったのは「茨城県天心記念五浦美術館」。海コースで特に人気が高いとウワサの、チームラボさんの作品がある会場です。
チームラボさんの会場は暗闇で、その中に様々なデジタルアートが並びます。ここは作品に支障が出てしまうためフラッシュ撮影は禁止。写真を撮る際は、皆さんお気をつけて。
最初の作品は茶席の中で、お茶をたてると茶碗の中に花が咲きます。・・・という写真をお届けしたかったのですが、
私の技術不足により写真に上手く収めることが出来ず(泣)
皆様、ぜひご自身で体験してみてください!自分の動きに合わせて映像が変化する様は感動必至!
続く部屋には大きなデジタルアートが。ずっと見ていられるくらい幻想的。
皆さん怪しい人々に見えますが、こちらではゴーグルと特殊な装置を使って、自分でデジタルアートを描いているんですよ。
人気コーナーなので、空いていたら迷わずやってみて!
こちらは漢字を触ろうとすると画面に変化が現れます。
大きい作品ですね~。ひと会場まるまる、一つの作品になっています。
暗闇の会場を抜けると、お土産コーナー。なんだかホッとしますね。
あ、ここでも海と山に分かれてる!それぞれ何があるか覗くだけでも楽しい♪
個人的にとても気になったのはこちらです。県北芸術祭公式チロルチョコ!かわいすぎる~~!
次の会場は五浦美術館出てすぐ、六角堂に到着しました。
園庭に下りていくと、ん?
庭のど真ん中に明らかに異彩を放つ銀色の物体が!
こちらはジャン・ワンさんの作品。現代風のメタリック岩が、天心の庭をどう変化させるのか、アートの力を感じます。
急な石段を下りれば、そこには六角堂が。一見、なんのアート作品も無いようなのですが・・・
ちょちょちょっ!もしかしてこれ!?
これは解説の看板がないと見逃してしまうかも!
彫刻で有名な須田悦弘さんの作品でした。
本物の草のようですが、実は木の彫刻なんですよ。気づくとそこにひっそりとたたずんでいる様子は、自然や生活と調和する美しさを表現しているかのようです。それにしてもリアル!
いよいよダイジェストツアー最後の会場、「日立シビックセンター」へ。
黄昏時の中、シビックセンターに入り案内されたのは9階のプラネタリウム。
なんとここで最後の作品を鑑賞するんです!プラネタリウムなんて本当に久しぶりで、ワクワクしてしまいました。
上映の様子は文字でしかお伝えできませんが、背もたれをグッと後ろまで倒して仰ぎ見る作品たちは、すごい迫力です!
個人的に榊原澄人さんの「Solitarium」が、美しいが恐ろしくもある私たちの世界を、巧みに表現し、考えさせられる作品でしたね。
茨城県北芸術祭ダイジェストツアーは、シビックセンターの上映をもって解散となります。
その後お時間があれば、シビックセンターを出てすぐにテア・マキパーさんの作品もありますので、どうぞこちらもご鑑賞あれ!日立駅からすぐなので、10時の集合前に見に行ってもいいかもしれません。
こうして無事終了した茨城県北芸術祭ダイジェストツアー。
まるで壁のない美術館をたくさん巡っているよう!
こんな体験は初めてでした!
その場の空気を感じながら作品を鑑賞することが出来るなんて
絶対に他では味わえません!
編集部Oの、めちゃくちゃオススメ茨城県北芸術祭ダイジェストツアー!
皆さんぜひ参加してみてくださいね!
あなたのアートの概念が変わるかも!?
ダイジェストツアーは11/20(日)まで、土・日・祝日に運行しています。
添乗員同行の昼食付きで大人5,000円(パスポート付)、
大人4,000円(パスポートなし)、
小・中学生4,000円となっています。
コースは「じっくり山コース」、「ときめき海と山コース」、「きらめき海コース」の3コース!
お申込は近畿日本ツーリスト(株)水戸支店029-225-1015まで
↓茨城県北芸術祭ダイジェストツアー詳しい情報&お申込はコチラ↓
http://tabihatsu.jp/special/kenpoku-art-2016/
秋のお出かけは茨城県北芸術祭に決まり!
===KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭===
テーマ:「海か、山か、芸術か?」
会期:2016年9月17日(土)~11月20日(日)[65日間]」
開催市町:茨城県北地域6市町
日立市 高萩市 北茨城市 常陸太田市 常陸大宮市 大子町