こんにちは、観光いばらき編集部の小野です!
今回のブログでは、茨城県北芸術祭ダイジェストツアー
「じっくり山コース」をレポートしたいと思います。
水戸駅南口に集合し、本日はこちらのバスに乗って9:30分出発です。
最初に到着した「石沢地区空き店舗」では、
もうすでに建物の外から作品が見えていますね!
こちらはミヒャエル・ボイトラーさんの作品です。
こちらの作品、浮力を利用して水の上で回転しているんですよ!
しかも作品に触れてOKなので、もっとスピードをつけてもいいし、
止めてしまってもいいんですって☆
こちらも巨大な作品ですね~。
隣の空き店舗では内海聖史さんのmoonwalkが展示されていました。
月面のようなこちらの作品は、よく見ると丸いタッチの集合体。
上の窓から光を取り入れ、見るときの光の状況で作品が変化します。
夜はライトアップされ、
月光に照らされいる作品も見ることが出来るそうですよ。
続いて向かったのは旧美和中学校。
懐かしい学校の昇降口から入ると、地図上(これもアート!?)に
作品案内がわんさか!
ほとんどの教室を使って作品が展示されています!
こちらは「佐藤悠のKENPOKU SONGS」。
軽快なラップが廊下に響きます。
別な教室では、こーんな距離の焦点を合わせて、あるものを見る望遠鏡が。
イザベル・デジューさんの作品です。
アレは見えるかな!?
校長室にはこんな先生が待っていました!!こ、怖い・・・
昇降口にも展示してあるmagmaさんの作品です。
小さい子どもたちはこの先生にビックリ☆大人だってビックリ!
階段を上がると、どこかで見たことがある装置が現れました。
これこそポスターにもなった落合さんのコロイドディスプレイ!
超音波を当てて、すりガラス状になったシャボンの表面に映像を投影すると
ほんの一瞬、美しい蝶が現れます。
この写真をタイミングを合わせて取れた時には感激して思わず声をだしてしまいました☆
たくさん見る場所のある旧美和中学校では、一息つける素敵な場所が♪
Sunny Side Kitchenさんの出張カフェです。
こちらのカフェは10月14日(金)~10月20日(木)
&
11月1日(火)~11月11日(金)のみの限定オープンとなっています。
(営業時間は10時30分~16時45分)
ここにあるイスやテーブルはなんとmagmaさんの作品。
実際に座ったりしても楽しめるんですね!
屋上へ出てみると皆さん巨大な豆電球を覗き込んでいます!
村上史明さんの風景幻燈機です。
一体何が見えるのかは、ご自身でぜひ確かめてください☆
そこに映るのは、もしかしたら本当にこの地で起こった
ある物語かもしれませんよ?
次の会場は旧家和楽青少年の家。
建物の中に入ると、白くてやわらかそうな物体があふれんばかりに
会場からはみ出しています!
こちらはワン・テユさんの作品。
なんと作品の中に入ってOKだそうで、風船の中にいるような
とても不思議な体験でした。
隣の建物の扉を開けると、おびただしい数の黒い物体が
体育館の床を埋め尽くしています。
こちら、よ~く見ると・・・
!!
とても繊細なミニチュア・シルエットになっていました!
ザドック・ベン=デイヴィッドさんのこの作品はこれだけでは終わりません。
ぜひこの作品を正面から見終わったら、裏からも見てみてください。
感嘆の息が漏れること必至です!
続いてバスが向かったのは常陸大子駅前商店街。
作品を見ながら散策するのにちょうどいい大きさの商店街で、
人柄もあたたかかったです♪
こちらでは東京藝術大学の学生が制作した作品も至る所に
あるので、それらを見つけるのも楽しいですね。
あら、こんなところにも☆
麗潤館ではたくさんの作品を鑑賞することができます。
こちらは作品表面の仕上げを
奥久慈漆・中国産漆・ウレタン塗装の三種で分けたseccaさんのもの。
近づいて見れば違いが分かるかも!?
様々な作品がある中で特に驚いたものがこちら!
「干渉する浮遊体」という作品。
この写真、写真だからこの位置にシャボン玉があるわけではありません。
3秒経っても、5秒経っても、この位置に消えるまであり続けます。
はかなく消えるシャボン玉のイメージを打ち破る驚愕の作品でした。
大子商店街の中に、一際大きな建物
大子町文化福祉会館「まいん」があります。
この中にも藝大生の作品がたくさん!
お手洗いも多くありますので、済ませておきたい方は
こちらを利用するといいかもしれませんね。
商店街散策の余韻を残しながら、次の会場である
旧上岡小学校へ向かいます。
こちらの小学校、見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
旧上岡小学校はNHKドラマ「花子とアン」や「おひさま」の
ロケ地になった場所でもあるんです。
図書館にはピウス・シギット・クンチョローさんの作品が。
作品から問いかけられ、それをノートに書くのですが、
問いかけの内容に、すっと答えが出てきません。
皆さんはいかがでしょうか?
茨城デザイン新興協議会さんの作品は、この地で生きる人々と共に
メッセージを作品に託していました。
白黒の写真だからこそ表現できる、文字と写真のアートをご覧ください。
懐かしい雰囲気の廊下を進むと
ステージ上には黒いしずく型の物体が!
どういうバランスで自立しているのかしら。
そのすぐ隣には墨汁を使った漆黒の沼がありました。
なぜそれらは黒いのか。
そこに込められたメッセージを現地で読み解いてみてください。
大子といったら外せないのは袋田の滝!次は一体
滝でどんなアートに出会えるのでしょう♪
駐車場から滝まで少々歩きます。
滝までのトンネルに入ると・・・!?
な、な、何でしょうか!?この赤く脈動しているかのような管は!
奥まで続いていますね・・・
ここに管が密集していて、時折いろいろな色で輝いています。
ジョン・ヘリョンさんの作品で、管のような物体は滝や久慈川の流れを
モチーフにしているのだそう。
なるほど!
袋田の滝はマグマが固まって出来たもの。
この赤はそういうものも表現しているのかしら。
徐々に明るくなって、滝を見る観曝台が!
何度も見ているはずなのに、このスケールには毎回圧倒されてしまいます。
ベンチに座ってしばらくボーっと滝の流れを眺めていたい・・・
いよいよ最後の会場、道の駅常陸大宮かわプラザへ到着しました!
こちらの入り口を入って、少々分かりづらいですが
右奥のガラスドアから外へ出ます。
外へ出ると、そこには奥に久慈川が流れる
パノラマ景色が広がっていました。
そんな場所に、まるで創建当初からあるかのような自然さで
溶け込んでいたのは、塩谷良太さんの作品。
悠久の流れによって丸みを帯びた川の石のようなこの作品には
触れて楽しむことが出来ます。
子どもたちもお気に入りのようですね。
こうして茨城県北芸術祭ダイジェストツアー「山コース」は終了・・・
と言いたいところですが、
帰り道、最初の会場である石沢地区を通ります。
覚えていますか?
こちらは夜でもライトアップされているので
建物の外から作品を見ることができるんですよね。
夜の美しい「moon walk」、バスで通りがかる時はほんの一瞬だけれど、
その一瞬に見える美しい作品をぜひご覧ください。
最初から最後までとても密度の濃い時間を過ごせた
今回の茨城県北芸術祭ダイジェストツアー「山コース」。
作品を鑑賞するだけではなく、会場になっている場所そのものを
楽しむということも、このツアーの大きなポイントの一つでしょう。
その場の空気を感じながら作品を鑑賞することが出来るなんて
絶対に他では味わえません!
このブログでご紹介できなかった作品もたくさんあるので、
じっくり全部の作品をツアーにて見つけてみてください。
編集部Oの、めちゃくちゃオススメ茨城県北芸術祭ダイジェストツアー!
皆さんぜひ参加してみてくださいね!
あなたのアートの概念が変わるかも!?
ダイジェストツアーは11/20(日)まで、土・日・祝日に運行しています。
添乗員同行の昼食付きで大人5,000円(パスポート付)、
大人4,000円(パスポートなし)、
小・中学生4,000円となっています。
コースは「じっくり山コース」、「ときめき海と山コース」、「きらめき海コース」の
3コース!
お申込は近畿日本ツーリスト(株)水戸支店029-225-1015まで
↓茨城県北芸術祭ダイジェストツアー詳しい情報&お申込はコチラ↓
http://tabihatsu.jp/special/kenpoku-art-2016/
秋のお出かけは茨城県北芸術祭に決まり!
===KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭===
テーマ:「海か、山か、芸術か?」
会期:2016年9月17日(土)~11月20日(日)[65日間]」
開催市町:茨城県北地域6市町
日立市 高萩市 北茨城市 常陸太田市 常陸大宮市 大子町