こんにちは、観光いばらき編集部渡辺です。
秋と言えば紅葉!と言うことで、
秋の県北周遊バス<花貫渓谷ルート>をレポート致します。
すっかり朝から寒くなってきた今日この頃。寒いのは苦手な私ですが、この季節しか味わえない、自然が織り成す色彩のコントラスト。心揺さぶられに行こうじゃありませんかと思い、コレはと目に留まったのが「秋の県北周遊バス」のツアーです。
JR水戸駅発・JR勝田駅発・JR日立駅発・JR土浦駅発・TXつくば駅発
の5駅から出発し、竜神大吊橋・袋田の滝・花貫渓谷・西山荘・道の駅ひたちおおた・穂積家住宅の内、3箇所から4箇所を周るコースがあります。
今回、私が選んだのが、水戸駅発の<花貫渓谷ルート>です。
県北周遊バスは4年前からはじまった大人気のツアーで、この日も何と、定員の40名満席状態!
紅葉の時期にあわせた限定プランなので早めの予約が肝心です。
さて、今回旅を快適に案内してくれるのがこのバス。茨城交通の文字がまぶしいぜっ!
8:40出発で、10分前にはみなさんもう乗り込んでいて、やる気満々です!
ドライバーさんは、丁寧な運転がモットーな小野瀬さん
ガイドさんは、ハートフルで分かりやすい解説をしてくれる小池さん。
添乗員さんは、お客様に快適な旅をサポートする頼りになる木内さんの3名が皆様をいざないます。
さあ、最初の目的地竜神大吊橋をめざしてしゅっぱ~つ♪
太田街道の山村をぬけながらホッとしているときに・・・
常陸太田の特産品醤油をつかった、醤油パイがちょっぴりプレゼントとして手渡されます♪
早速いただきます~♪さっくさく~おいしいぃ~。「もうひとつ下さい」と言って欲張ってはいけません。
お一人様一個までです。欲しくなったら買いましょうね!
お菓子に舌鼓をうっていたら、はい到着!
竜神大吊橋!!でかいし長い、しかも高い。
それもそのはず、橋の長さは375m、歩行者専用の橋としては本州一だそう。下にひろがる湖からの高さは100mもあるというから驚きです。
あれ、何かピロロ~んってなってます。まさかけん玉とかで遊んでるんじゃ・・・人だ。ありゃ~万事急すのバンジージャンプですよ。しかもひっきりなしにたれさがっとる。
竜神大吊橋のバンジージャンプは高さ日本一のスリル満点で大人気レジャーなんです。人生で一度は挑戦してもいいかもしれませんね。
さて、そう言うのは苦手な方でも楽しみ方は色々あるので安心してください。通常、橋を渡るのには大人310円の利用料を払います。しかし、ツアー参加者は料金に含まれていて、添乗員さんにチケットを渡されるので、それを見せれば通れます。
さっそく渡ろうと前をみると、長~~~い!しかも100人のっても大丈夫!的な感じで頑丈に造ってあります。
人生で橋を叩きながら渡る慎重派でも、スイスイ歩けます。
ただ、高所恐怖症の方は時折橋の中央にあるこういったスポットは見ないほうがいいかも知れませんね。ただ、それ以上に、
雄大な景色と絶景が広がります。
八幡太郎(源 義家)がこの地を訪れた際、夢枕に竜神があらわれたとのことから、この竜神が付けられたとのこと。
ひゃ~っ!またこっち見ちゃった。
橋を渡りきると、木精の鐘(もりのかね)という心やすらぐ場所があります。神聖な場所で、愛の鐘・幸福の鐘・希望の鐘とあり、祈りをこめて100円を投入し、願いたい項目のボタンを押してみてください。すると心洗われる清らかな鐘の音が響き渡ります。
それで終わりじゃありません。こういう記念カードももらえちゃいます。
大切に財布にしまいましょう。
橋を渡り終えると、袂のほうでなにやらにぎやかな雰囲気。 これは「えみ・たけお」さんじゃありませんか!たけおさんから今にも「おい、よってけよ!」と言いそうなしぐさでこちらを見ていました。かわいらしい仕草や愛嬌あふれる立ち振る舞いで観客の笑顔を誘ってました。
また、お土産コーナーも充実しております。旅の思い出を持ち帰ってください。
さて、竜神峡を満喫し、次なる目的地袋田の滝へ
途中、大子地区名産のりんごが道路脇より、赤く染まったりんごが目に飛び込んできました。その何とも言えぬかわいらしさに、バスの乗客も「わっあっ」と歓声をあげて大喜び。
バスが目的地の駐車上へ到着。ココからはすこし歩きます。さすがは人気観光地。雰囲気ある出店がズラリと並んでいます。行く前にお土産を買ってしまうと荷物になるので、横目で品定めをしながらズンズン奥へ進みます。
袋田の滝のキャラクター「たき丸」も出迎えてくれました。かわいくて良い子そうです♪
さて、滝の入り口に到着!一般の方は入場料大人300円を支払いますが、ココもツアーの方はチケットをもらえますのでご安心を。
さて、トンネルをくぐっていくと、幻想的な赤い光が天上をはっています。
コレは県北芸術祭の展示作品「連鎖的可能性」という作品です。
さすがは人気観光地、大勢の観光客で賑わいをみせます。
袋田の滝はその大きさと繊細さに心を鷲掴みにされます。この日は昨日の雨で、水量が多めで迫力が倍増していました。ラッキーです!
紅葉にはあとちょっと早かったですがそれでも眺めていて時が経つのを忘れるくらいです。
良い空気をすって、マイナスイオンを肌で感じ、「また来るぞ」と心に決め、袋田の滝をあとにしました。
さあ、お待ちかねのお食事タイム。これはこのツアー限定特製弁当です。「いばらきを食べよう」ということで、茨城県産品の食材をつかった食品で、お米は常陸小田米、とりの煮付けはつくば鳥、おくくじしゃもの手羽などふんだんにつかってます。実に美味しくて、ツアー客も喜んでいました。
お弁当を食べながら最終目的地、花貫渓谷へ
ここでは、高萩市ボランティアガイドの方々が丁寧なガイドをしてくれました。今回は樋口さんが私達の担当でした。穏やかで心落ち着く声で、見所や橋の詳細を説明してくれます。花貫渓谷の吊り橋は長さ60m、幅1.5m、下からの高さ10.5m別名潮見橋とも呼ばれていたそうです。ここは山の中なのですが、昔は海が見えていたのでそう呼ばれていたそうです。実際行ってみると、まさか海が見えたなんてとびっくりします。
今回行った11月12日現在の紅葉はほんの少しだけ早かったようでしたが、それでも秋を満喫することができたので、もう何日かするともっと良い景色が広がるんだろうなと思うと、またすぐにでも行きたくなりました。
帰路を目指すときにまたまたちょっぴりプレゼントを頂きました。奥久慈茶と八千代おこし、花貫渓谷のポストカード。これで家に帰ってからも旅の余韻に浸れます。
今回取材にご協力いただいた茨城交通株式会社の添乗員木内さんに旅のお礼を言うと、「茨城県は魅力の多い県ですのでこれからも特に県内の方にはもとより、県外の方々にもおすすめの場所や楽しみ方をどんどん発信して行きます」と力つよくおっしゃってくれました。
今回のツアー
また、花園神社で行われている夜の紅葉を楽しんでみてはいかがですか?